ゲームレビュー、ゲームサントラレビュー、ゲーム屋ネタをお届け!

ゲームミュージック

【サントラレビュー No.006】『アンリミテッドサガ オリジナルサウンドトラック』。ゲームの評価と裏腹に、サガシリーズでも名曲揃いの屈指の1枚。

更新日:

プレミアがついていたこともあったんです

ゲームにおいて物語、システム、音楽などが高いレベルで組み合わさっているのは名作と呼ばれます。ただ、その中でどれかが欠けてしまうとなかなか評価されづらくなってしまいますよね。

今回の1枚も、そんな1枚です。ゲームの評価が微妙なため、他のサガシリーズに比べてちょっと聴いている人が少ないと思われるアルバム…

unlimitedsaga1

『アンリミテッド:サガ オリジナルサウンドトラック』
です。

 

独特すぎたゲームシステム

ロマンシングサガ、サガフロンティアに続くサガシリーズの新章としてPS2で発売したアンリミテッドサガ。

その独特すぎるシステムと、ゲーム内での説明不足が著しかったため理解できずに投げてしまう人が続出。一時期はワゴンセールの定番品として見かけることも良くありました。

ただ、音楽は圧倒的に高く評価されているんですよね。そのため、このサントラは一時期はとてもじゃないけど買えないような価格で取引されていました。数年前に再販されたことでようやく普通の価格で買えるようになりました。おしょ~の持っているこのサントラも再販時に購入したものです。

unlimitedsaga2

↑帯には再発売、という文字が書かれています。2枚組みで定価は2800円です。

『バトルテーマ1』のために購入を決意

実はアンリミテッドサガはプレイしたことがありませんでした。確か動画サイトか何かのBGM特集で戦闘曲『バトルテーマ1』を聴いたのがサントラを買う決め手になりました。

性格的に1曲、素晴らしく良い曲があればそのサントラを買ってしまうという買い方をすることがけっこうありこのアルバムもその流れで

( ゚д゚)<なんだこのすげぇ曲は! 買うぞ!

という感じでした…。

サガシリーズの曲って、バトルテーマに名曲が多いんですがアンリミテッドサガでもその流れは脈々と受け継がれていました。

unlimitedsaga3

作曲した方は浜渦正志さん(写真左の方)。

本作よりもファイナルファンタジー13の作曲担当といったほうがピンとくる人がいるかもしれません。

それまで、サガシリーズのバトル曲といえばおしょ~的に伊藤賢治さんの『決戦!サル-イン』『四魔貴族バトル』など激しいバトル曲のイメージがありました。ただアンリミテッドサガの通常戦闘曲である『バトルテーマ1』は生演奏のバイオリンを前面に押し出したメロディラインが大きな特徴。あまりゲームミュージックの戦闘曲でバイオリンを生かしたものはなじみがなかったので一回聴いただけでベタ惚れに…(*´∀`)

他にも『バトルテーマEX』も100回以上ループして聴けるぐらいいつまでも流していたい曲だったり、戦闘曲以外の出来も壮大な曲調が光り、どこか映画の1シーンのようなそれだけで映える躍動感が味わえます。

サガシリーズと言えば伊藤賢治さんが代名詞になっていますが浜渦さんが作曲した楽曲は新しいサガ作品としてふさわしい曲が揃っていると思います。再販もされたことで手に入れやすくなっているのでゲームミュージック好きの人は1枚持っておくといいと思います(*´∀`)

unlimitedsaga4

↑『バトルテーマ1』はおそらく1000回聴いても飽きない屈指の名曲!

The following two tabs change content below.
1976年、東京都福生市生まれ。幼少時からゲームに親しみ共に過ごす。プログラマ、ゲームシナリオライター見習いなどを数々の職業を経て現在、東京都にあるゲーム専門店PAOで販促企画を担当。ゲームの面白さをもっと世の中に伝えるべく、ブログ『激コアゲームライフ』を運営中。

gekicore-gamelife-ad-pc

gekicore-gamelife-ad-pc

-ゲームミュージック
-

Copyright© おしょ〜の激コアゲームライフ , 2024 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.