すすめー すすめー ものどーもー
本日紹介するのは…
ボコスカウォーズ(1985年 ファミコン)
身も蓋もないタイトル名。しかしこれにより小学生でも覚えやすかったのと、ゲームの中身が意外と何回も遊べる内容だったため、ちょっと息抜きしたいなー、というときに遊んでいました。
タイトルで流れる音楽もどことなく脱力気味。いい意味で力の抜けた雰囲気が癒されます(*´∀`)
最初は王様1人から始まり、仲間を増やして進んでいく
本作のあらすじは以下のとおり。
『暴君オゴレス王に国を滅ぼされたスレン王。兵士たちは木や岩に姿を変えられてしまいました。しかしとある魔女に呪いを解く方法を聞いたスレン王。よっしゃいっちょ国を取り戻さん!ということで単身オゴレス王の城へ進んでいく』
というものです。というわけで最初はスレン王が一人で画面に放り出されます。亡国の王様とはいえ寂しい…。
さて、フィールドにある木や岩に触れると、呪いをかけられていた仲間(兵卒or騎士)が元の姿に戻り、いっしょに進軍することができます。元の姿に戻るときの「ポオッ」という、いささか間の抜けた音が個人的には大好きです(*´∀`)
進軍は左に進んでいくのですが、操作する兵士の種別を選択することができます。障害物に引っかかったりすることが多い本作では上手くそれぞれを動かして左へ進軍させていく必要があります。
また、道中にはこういった兵卒がとっ捕まっている牢屋があるので、騎士で牢屋の檻を壊して救い出します。牢獄の番人はけっこう強いので、救いだした兵卒を間違って番人と戦わせてしまい倒されてしまう、なんていうハプニングも。
こうしてどんどん仲間が集まってくると、カンタンにオゴレス王を倒せそうですが、そうは問屋がおろしません。
仲間を成長させるために戦わせる
スレン王は最初からある程度の戦闘力があるものの、兵卒や騎士の戦闘力はあまり最初は高くありません。
上げるためには、敵と戦って勝つ必要があるのです。倒される可能性はありますが、そのリスクを承知で敵にぶつけていきます。
同じ兵士が3回、敵に勝利すると色が金色に変化します。兵卒は重兵卒に。騎士は重騎士となり、戦闘力が飛躍的に増大します。なので道中はある程度戦わせていき、味方を鍛える必要があるんですね。
ゴーゴー
ゴーゴー
ゴーゴー
ゴーゴー
(バトルの音)
バトルは兵士ごとの相性と、持っているパワー、そして運で勝敗が決まります。敵と交戦するとそのマスがバトル表示に変化。2秒ぐらいで勝敗が決まり、勝ったキャラがそのマスに残ります。自軍の兵士だった場合は一安心、敵軍だった場合はなんとも言えない喪失感が残ります。
この自軍の成長と数のバランスを考えつつ、マップで取り残されるような兵士がいないように進んでいくのが本作の醍醐味です。
ラストバトルは一騎打ち
そして最後オゴレス王の城に突入し、なんとか最後まで行くと…
見つけましたオゴレス王!
恐ろしいことに、オゴレス王は兵卒や騎士では倒すことができません。スレン王が直々に戦うしか無いのです。ここまで来て最後は運ゲーなのはもはやご愛嬌。祈りを胸に、ファミコンの十字キーでオゴレス王にバトルを挑みます!
ゴーゴー
ゴーゴー
ゴーゴー
ゴーゴー
デレレレデレレレデレレレデーデー
デレレレデレレレデレレレデーデー
(ゲームオーバー時の音)
…(;´Д`)
小学生時代、この一騎打ちで負けたことがありました。激しい絶望感と屈辱。そして理不尽さは今でも忘れられません。けっこう最後まで来るの大変なんですよね。
無事ここで勝つことができると、エンディング画面です。
この画面、数回しか見てないような気がします。
・序盤でスレン王が討ち死に
・中盤で騎士がいなくなる(終盤に居ないとほぼ無理ゲー)
・終盤に兵卒と騎士が全滅
などなど、慣れた人でもなかなかサクッとはクリアできません。最後の運ゲーでの敗北は心をへし折るのに十分です。
クソゲーではなく良作
洗練されていないタイトル名、見た目はパッとしないゲーム画面、根気が無いとクリアできないシステム、そして
BGMに歌詞がついているなど、一癖も二癖もあるゲームでした。そのため、クソゲーとして扱われることも少なくないようです。
しかし、自軍を増やし成長させ、障害物をかわしながらオゴレス王を倒すべく進むその内容は、ハマる要素がかなりありました。個人的には良作の部類に入ります。
アクションやシューティングゲームがゲームが主流だった当時のファミコンゲームにおいて、いろいろな意味で異彩を放っていたボコスカウォーズ。自分にとってBGMを聴くだけで歌詞が口ずさめる、愛すべき1本です(*´∀`)
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