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雑記

ゲームのグラフィック向上が必要なくなる日

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グラフィックは圧倒的にリアルになった

なってきた、というよりもう究極に近くなっていますよね。

11月15日、PS4が北米で発売されました。日本でも来年、2014年2月22日に満を持して発売します。ファミコンから30年、ゲーム機もここまで来たか!って感じです。この30年、グラフィックの進化は留まるところをしらず、常に次世代機が出ると「おおー!すげぇな!」って感動してきました。

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▲PS4の『KILLZONE SHADOW FALL』。ここまで来るともう実写レベルです

しかし、これ以上グラフィックを上げる意味…果たしてあるんでしょうか?

■ユーザーが感じる上がり幅が少なくなった

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ゲーム機の進化はある意味、グラフィックの進化でもありました。プレステ1が出たとき、3Dで表現された世界はとても新鮮で、可能性に満ちていることをまざまざと見せ付けてくれました。

 
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PS3でもこれはすげぇな!って圧倒的な力を感じたものです。

 
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そしてPS4では、空気感や臨場感といった、空気の匂いまで感じ取れる錯覚を起こすような進化となりました。

ただ正直、過去ハードで味わったほどの感動がないのも事実なんですよね。

グラフィックが現実に近くなってくるにつれ、その上がり幅は小さくなってきました。PS1のポリゴンのように、それまでになかった技術がゲームに投入される、ということがない限り、おそらくPS4レベルのグラフィックが一種の到達点になるでしょう。リアルと比べても同じレベル、というゲームがわんさか出てくるはずです。

そして、最終的にユーザーは「グラフィックの向上では感動しなくなる」でしょう。みんな実写と同じレベルになっているからです。特に洋ゲーはリアルさを追求してきた結果、現行のPS3でも恐ろしいぐらいのリアルな映像を創り上げてます。一般人なら「え、何これ実写?」って思っても不思議じゃありません。

■グラフィック進化の時代は終わり、新しい時代がやってくる

フレームレート(1秒間あたりのコマ数)も60fpsで十分なめらかな動きとなります。なので、それ以上に対応しようとするメーカーは無いですよね。やっても意味がないからです。

それと同じように、グラフィックもリアルとの垣根が感じられなくなった時点で、それ以上やっても意味が無くなります。そのため、PS4の後半ぐらいからはグラフィックに注力するのではなく、その他の部分に技術を注ぐ流れになるでしょう。

  
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たとえばGTAなら、街の中のお店に全部入れるようになるとか、箱庭ゲームとしての密度を上げる取り組みが考えられます。

それ以外にもグラフィックにかけていた比重が別なところにシフトしていき、ゲームとしての面白さが多様化していくはずです。

遠からずゲームの進化はハードの進化、そしてグラフィックの進化、という流れが終わる日が、遠からず目の当たりにできるでしょう。そのとき、また新しいTVゲームの進化が始まるきっかけになれば、ゲームユーザーとしてはものすごく嬉しいですね(*´∀`)

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1976年、東京都福生市生まれ。幼少時からゲームに親しみ共に過ごす。プログラマ、ゲームシナリオライター見習いなどを数々の職業を経て現在、東京都にあるゲーム専門店PAOで販促企画を担当。ゲームの面白さをもっと世の中に伝えるべく、ブログ『激コアゲームライフ』を運営中。

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