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【サントラレビュー No.001】『WHITE ALBUM2 オリジナルサウンドトラック』非の打ち所が無い、圧倒的な満足度。

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WHITE ALBUM2には2種類のサウンドトラックが存在

whitealbum2-soundtrack1

『WHITE ALBUM2 ORIGINAL SOUNDTRACK ~introductory~』
『WHITE ALBUM2 ORIGINAL SOUNDTRACK ~closing~』

それぞれタイトルの最後に
・introductory
・closing
とついている通りそれぞれのチャプターを中心とした曲が収録されています。この2つのサントラ、WHITE ALBUM2を遊んでいる1人のプレイヤーとして聴いてみました。

…完璧です。

本作のシナリオが近年で群を抜いた素晴らしさであることに加え、音楽を巧みに使った演出が随所に盛り込まれていること、そして楽曲自体の良さ。これらの相乗効果でゲームを遊んだ人へのバツグンの破壊力…完璧なゲームサントラとして仕上がっています。

特に本作の特徴である辛かったり切なかったりする場面。そこで流れる音楽を聴くだけで、シナリオ全体を思い出してしまってゾワゾワ鳥肌が立ちまくり。

※この全体を思い出す、ってのはゲームのレビューで触れますが本作の大きな特徴の1つです

この2枚を買ってからというもの、出勤時はヘッドフォンで聴きながら徒歩通勤し、仕事中はPCから流しまくり帰宅時はちょっと大きめの音で聴きつつ夜の道を帰るという毎日を過ごしてます。

■お気に入りの曲は以下の通り

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【インスト曲】

日常曲からストーリーの要所でかかる曲など数多くの楽曲が存在する中、おしょ~的には本作のテーマの1つである「恋愛の切なさ」を表現している曲が印象的でした。ボーカル曲のインストも効果的な使われ方をしていて何度涙腺が緩んだか…。

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『言葉にできない想い』

『吐露』

『誰かが傷ついても』

ヒロインから辛い告白や刃のような言葉を投げかけられる本作。これら3曲が流れるときはものすごく心が締め付けられました。

おしょ~的には本作の大きな魅力だと思っている心が締め付けられるシーンで流れたこれらの曲はある意味、本作の『切なさ』を代表する名曲たちだと感じました。

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『Twinkle Snow instrumental』

この曲が流れる場面はいつも悲しく切ない別れが待っている場面。

それまでのBGMがフェードアウトしていきこれらの曲が流れるとまた涙腺が…。ボーカル曲の素晴らしさを感じさせることにも功を奏していましたね。

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【ボーカル曲】

基本的に全部鳥肌もの。音楽的に素晴らしいのもありますがおしょ~がすごいと感じたのは『歌詞』です。

ゲームのサントラでアドベンチャー系は、内容とリンクした歌詞になっていることがかなりありますが、その中でも本作は別格。

初めて流れた曲を聴きながら歌詞を頭に思い浮かべて涙する、なんて個人的にめったに無い出来事があったりして。作品と歌詞がこれほどまでにリンクし感動させる経験は滅多に無いですね。

泣きゲーで素晴らしいボーカル曲と言えばKeyの『AIR』や『CLANNAD』がありますがそれらとはまた違います。ヒロインたちの心を繊細かつ鮮やかに、そして心を締め付ける切なさを見事に表現しきった名曲ぞろいです。

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『心はいつもあなたのそばに』

サビの最初の3文字の歌い方にものすごく衝撃を受けました。こんなに暖かくやわらかな「きっと」は人生で初めて聴きました。

その先もあふれんばかりの想いに満ちた歌詞はこれだけで涙腺が崩壊するぐらい。今のところ、おしょ~の中で本作のNo.1ボーカル曲です。

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『Twinkle Snow』

WHITE ALBUM2というゲームのイメージを色濃く反映させたメロディと歌詞が印象的なバラード曲。

6分52秒という長さですが聴いている最中はまったく長いと感じず、むしろあっという間。「雪が降り積もる」の1フレーズとその前の心情を表現している歌詞が素晴らしいです。

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■価格以上の価値がある

ゲーム内容もそうですがよくここまで恋愛の切なさを表現したなと感心です。

価格はintroductoryが2,100円、closingが3,150円、合計5,250円で学生さんとかだと2枚セットをいきなり買うにはなかなかの値段。しかしWHITE ALBUM2を遊んだ人にとって、価格以上の圧倒的な価値と満足感があります

ゲームのオプションからサウンドモードで聴くことも可能ですがCD世代としてはやっぱり手元にずっと残しておきたい名盤だと思います(*´∀`)

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1976年、東京都福生市生まれ。幼少時からゲームに親しみ共に過ごす。プログラマ、ゲームシナリオライター見習いなどを数々の職業を経て現在、東京都にあるゲーム専門店PAOで販促企画を担当。ゲームの面白さをもっと世の中に伝えるべく、ブログ『激コアゲームライフ』を運営中。

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