FLOWERSとはまったく違う本格推理アドベンチャー
個人的にハマっている百合ミステリィアドベンチャー『FLOWERS』。
家庭用でも発売されていますが、もともとはInnocent Grey(イノセントグレイ)というブランドのPCゲームです。ひょんなことからVITA版を遊んでみたところめちゃめちゃ面白かったんですよね。そのため、制作している会社(有限会社グングニル)にも興味が湧きました。
今までに発売したゲームを見てみると、アドベンチャーゲームを多く出しています。それぞれFLOWERSとは違うダークな雰囲気の作品がメインのようで、ユーザー評価もかなり高いです。
なら、これは手を出してみるしか無いでしょう!ということで買ってみたのが…
『殻ノ少女』(カラノショウジョ)。
昭和31年3月の戦後東京を舞台にした、猟奇殺人事件の謎を追うアドベンチャーゲームです。
昭和という過ぎ去った時代にある魅力をうまく引き出している
本作の雰囲気は硬質的で暗いイメージがつきまとっています。
本作で面白いと感じたのが『昭和31年という時代設定』&『現実の地名が出てくる』という点です。
新宿や三鷹、吉祥寺など現実にある地名がしっかりと載ったマップ画面。作中の会話や行動にもしっかりと地名が出てくるので、東京に住んでいる自分にとって、かなりのリアリティを感じたところです。
昭和31年という時代設定もかなり新鮮です。
携帯電話やネットは存在せず、ようやく黒電話や公衆電話が普及しはじめた時代です。 レトロな設定は考証や確認が大変だと思いますが、しっかり作中に反映してストーリーが展開されていますね。
画面をクリックして手がかりを探したり、情報を組み合わせて考える推理パートもいいアクセント。人生ではじめて遊んだアドベンチャーがファミコンの『ポートピア連続殺人事件』だったこともあり、推理ものはかなり好みです(*´∀`)
グラフィックにも大満足
『殻ノ少女』は2008年発売。そのため、グラフィックやゲーム性の面で多少心配があったのですが、まったく問題ありませんでした。
杉菜水姫さんが原画を担当したキャラクターたちは儚げでどこか影があり、華やかだったFLOWERSとはひと味違った魅力があります。
FLOWERSと違い18禁のアダルトゲームであり、そういったシーンが存在する他、グロ表現も盛り込まれているとのこと。「絶対に死体にモザイクはかけない」とインタビューで杉菜水姫さんが語っているように、かなり衝撃的なものがあるようです。どんな場面なのか、今からちょっと覚悟を決めています。
これ絶対、女性キャラ死んだりするんですよね…(;´Д`)
未知のアドベンチャーゲームはやっぱり楽しい
毎回アドベンチャーゲームを新しくプレイするときに思うのは『この先どうなるかわからないワクワク感』があるということ。
そのワクワク感は映画でも小説でもアニメでもあるのですが、アドベンチャーゲームの場合は特に強く感じます。プレイヤー自身が能動的に物語に関わるからかもしれません。
本作は三部作の一作目。続編となる『虚ノ少女』は現在発売中で、三作目も進行中とのこと(FLOWERS完結後に発売予定)。
出来が良ければ続編にも手を出す予定! とりあえずは年内クリアを目処にエンディングまで進めて行きますよー(*´∀`)
【関連サイト】
・殻ノ少女(イノセントグレイ公式サイト)(18才以上の方のみご覧ください)
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