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雑記

面白そう!と感じるゲームのパッケージと、面白そうに感じないパッケージは何が違う?

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内容を知らない人にとって、最初に見る場所

『ジャケ買い』という言葉があります。CDを購入するとき、ジャケット(パッケージ)の見た目が良ければ買ってしまうというもの。

洋楽、インディーズ好きな人でこの買い方をしている人がいました。見た目以外の情報がないのでかなり危険な買い方ではあります。

ただ、その人に言わせると「買っているうちになんとなく傾向がわかってくる」そうで。良い音楽を創りだす人たちはジャケットも違うのでしょうか。

■さて、ゲームの場合は?

さすがにジャケ買いをする人は希少です。ただ、お店ではパッケージの表を見て、そして裏面を見る人がかなり多いんですよね。

PAOではコメントPOPを付けるなど、ジャケット以外の情報を積極的に出しています。ただ、それで興味を持ってもパッケージがつまらなそうだったらちょっと買うのためらうんじゃないでしょうか。

おしょ~的に面白そう!と感じたゲームのジャケットを紹介します。

 

ドラゴンクエスト2

ドラゴンクエスト2 悪霊の神々(ファミコン)

これは鳥山明さんのイラストの力がすごいですよね。当時のファンタジーを感じさせる装備部分、敵役として存在感を感じさせるハーゴン。そしてゲーム前にはわからないラスボス、シドーもきっちり背景に描かれてます。歴代ドラクエのイラストでも、これが一番ワクワクしましたね。

 

空の軌跡

英雄伝説 空の軌跡FC(PSP)

青梅店のYさんにオススメしてもらった本作。パッケージもすごく好みにあっていたんですよね。綺麗な青空と主人公、エステルの笑顔が最高でした。コアゲーマーにとって美少女のイラストというのはかなり惹かれる要素の1つでしょう。

情報量的にはそれほど多くありませんが、イメージをふくらませるという意味で成功しているパッケージですね。

 

 

■損しているパッケージ

逆に、ちょっとこのパッケージは損してるなぁ、と感じたゲームも紹介します。

イース7

 

イース7(PSP)

ゲームとしては圧倒的なクオリティを誇っており、完璧と言っていい出来の良さ。

しかしジャケットからはそれを一切読みとることができません。エナミカツミさんのイラストが裏面にはあるのですが、表面に持ってきていれば売り上げもっと違ったんじゃないでしょうか?

BEST版発売時に記念として製作されたエナミカツミさんバージョンのジャケットを見るとそう感じずにはいられません。

image

▲エナミカツミさんバージョンのジャケット。絶対こっちのほうがパッと見の情報量、絵の魅力などが合わさって手に取る人が多いでしょう。

 

あともう1本。

 

テイルズオブリバース

テイルズオブリバース(PS2)

 

いのまたかつみ氏が描いた主人公の顔イラストがドーンと全面に押し出されています。イラスト自体はファンも多く、悪くないのですが…

さすがに大きすぎました。

すごく見られている感じ、女性向けゲームっぽくて買いづらい、という声がメーカーに多数寄せられたそうです。本作以後テイルズシリーズでは主人公単品で大きく載せる形は、存在しないことからも察せます。

実はテイルズシリーズではデスティニーも主人公イラストが全面に出ていたりします。

 テイルズオブデスティニー

ただRPGだろうな、とイメージできる剣が存在するところが大きく、これなら女性向けとは思われないですよね。

魅力的なイラストでも、配置やトリミングの仕方でこうも変わってしまうんですね。

■見て0.5秒で惹かれる情報量があるか? イメージが湧くか?

例えば新聞折込チラシは、見て0.5秒。この短時間で人間は自分にとって有用か有用でないかを判断するそうです。つまり、パッと見た時点で興味を惹かれる作りになっていないとダメなんですね。

ゲームのパッケージにおいてもそれは同じ。何か面白そうなゲームないかなー?って棚を見ているとき、ジャケットに惹かれるものがなければ普通手に取りません。

あとは情報量&イメージが湧くか?も重要です。登場人物が5人~7人ぐらい出ている場合はそれぞれのイラストを見て勝手に脳でイメージがふくらみます。

その点、タイトルロゴだけだったり無機質なデザインのパッケージだとなかなかイメージが湧きづらく、脳内で面白そう、という変換が難しいです。

ゲームのイメージを崩さないようにするより、まず興味を惹かれるパッケージに仕上がっているか? そのあたりはまだまだゲームのジャケットでもできることはたくさんありそうです。

みなさんもパッケージで一目惚れした!なんてゲームがあればぜひ教えてください(*´∀`)

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1976年、東京都福生市生まれ。幼少時からゲームに親しみ共に過ごす。プログラマ、ゲームシナリオライター見習いなどを数々の職業を経て現在、東京都にあるゲーム専門店PAOで販促企画を担当。ゲームの面白さをもっと世の中に伝えるべく、ブログ『激コアゲームライフ』を運営中。

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