【サントラレビュー No.058】『世界樹の迷宮３星海の来訪者オリジナルサウンドトラック』。名曲『戦乱それぞれの正義』は必聴！

世界樹シリーズの６枚目のサントラ

世界樹サントラに外れなし！

ゲームもサントラも人気の高いシリーズである世界樹の迷宮。サントラとしては６枚目となる『世界樹の迷宮３星海の来訪者オリジナルサウンドトラック』を今日は紹介します。

ジャケットはプリンセス、バリスタ、モンク、パイレーツの女性キャラ（となぜか男シノビ）が散りばめられています。個人的にプリンセスのデザインがめちゃくちゃ好きで、初代パラディンと同じぐらい気に入ってます(*´∀｀)

今までのサントラと同じく、FM音源版とDS音源版の２種類が収録。３枚組の豪勢な作りです。

本サントラは29曲ｘ２(FM音源版、DS音源版)が収録。

世界樹１，２と同じく、古代祐三さんが全曲を担当しています。世界樹シリーズは名曲が多いことで知られている中、今回も絶品の曲が揃っています。

『白亜の森』は音楽だけ聴いているとまるでエンディング曲かのような錯覚に陥ります。ダンジョンの階層曲とは思えないクオリティです。街の曲『街景その蒼き天と海の狭間』も良いですね。何回聴いても飽きないですし、のんびりと落ち着く感じが良くでています。

また、数々の戦闘曲も秀逸で、特に『戦乱それぞれの正義』が素晴らしい！曲調が激しくも物悲しいところや、プレイした人にとっては泣かせる曲名が付けられているのも琴線に触れてきます。イントロ時点で全身鳥肌ものの、世界樹シリーズでも屈指の名曲です(*´∀｀)

世界樹３は舞台が海洋になったことで、ビジュアルが青を基調とした明るい色使いになっています。本サントラにもそれは反映されており、３枚のピクチャーディスクはどれも絶品の仕上り。

ケースを開いて撮影。いやー、絵になります(*´∀｀)

▲FM音源版が収録されているディスク１。

▲FM音源版とDS音源版のディスク２。

▲DS音源版のディスク３。

買って開いたときにおおっ！と感じるクオリティの高さ。アクリルケースに台を作って飾ってみたいと思うぐらいです。個人的にピクチャーディスクが大好きなので、世界樹のサントラは目で見て楽しめるのがとても気に入ってます。

サントラ内にあるライナーノーツは８ページ。表に描かれたプリンセスの青と、背景の白が印象的なコントラストになっています。

今回もまたしっかりと開発陣＆作曲者のコメントが掲載。短いですが、やはり全曲の解説があるのは嬉しいですね。

ディレクター小森さんと作曲担当、古代さんのコメントも。３の音楽を作るにあたって、音色を１から作りなおしたそうです。こういった裏話が読めると、ライナーノーツの価値がグッと上がります。

おしょ～はライナーノーツに作曲者のコメントが無かったりするとちょっとがっかりする派。しかし世界樹シリーズのサントラはしっかりツボを押さえているので安心できますね。

世界樹シリーズのサントラは本当に高いレベルで安定しています。ダンジョン、街、戦闘、それぞれ多彩な曲が聴けるため、ヘビロテで１日流しっぱでもまったく飽きません。

FM音源をサンプリングした音色も独特です。若い人でこの音はちょっと…という人で無ければ買って間違いなしでしょう。おしょ～は今までの世界樹のサントラ、ぜんぶ買ってますし。

というわけで、他シリーズに負けず劣らず、ゲームサントラとして圧倒的に良い出来。オススメです！

▲FM音源版、『戦乱それぞれの正義』。これ１曲のために買っても満足できるはずですよ(*´∀｀)

1976年、東京都福生市生まれ。幼少時からゲームに親しみ共に過ごす。プログラマ、ゲームシナリオライター見習いなどを数々の職業を経て現在、東京都にあるゲーム専門店PAOで販促企画を担当。ゲームの面白さをもっと世の中に伝えるべく、ブログ『激コアゲームライフ』を運営中。