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PCゲーム

志倉千代丸さんが好きなアドベンチャー 『アンジェラス 悪魔の福音』[PC-88]

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今日はかなりレトロな話

12月17日に発売予定の『CHAOS;CHILD(カオスチャイルド)』。

原案・企画を手がけたのは志倉千代丸さん。この人、元々アドベンチャーゲームがものすごい大好きだったそうです

今から30年ぐらい前、まだまだファミコンが出たぐらいの時代では、パソコンゲームのほうがスペック面もゲームの進化度合いもかなり上でした。当時はシミュレーションゲームやアドベンチャーゲームが主流。

そのなかでもアドベンチャーゲームはかなりの隆盛を誇っていて、名作も数々生まれていました。

『スナッチャー』(メタルギアの小島監督作品)
『ポートピア連続殺人事件』(後にファミコンに移植)
『ジーザス』(これもファミコンに移植)

などなど。

で、志倉氏の好きなアドベンチャーゲームの1つがこれ。

 

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『アンジェラス 悪魔の福音』[PC-88]

です。

原因不明の奇病が日本とペルーでほぼ同時に起こる、という事件を調査していくうちに事件に巻き込まれ、最終的には主人公たちに秘められた謎までが浮かび上がってくる、というサスペンス色の濃いストーリーなどがかなり好評を博しました。

『カオスヘッド』[XBOX360]であったニュージェネ第四の事件。あの死体が緑色だったのはこのアンジェラスのオマージュだと志倉氏が語っていました。それぐらい氏の中では印象に残っているゲームなんですね。

てなわけでそのオマージュ元の画像を…。

 

 

 

 

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グロいですね、すみません(;´Д`)

これ、結構当時はトラウマレベルで衝撃的なシーンでした。

ゲームデータはフロッピーディスク、と呼ばれる磁気ディスクに入れてありましたが、容量は256KBとかメチャクチャ少なく、1枚のグラフィックデータを複数用意する、というのはかなりぜいたくな使い方でした。

また、本作の音楽担当はすぎやまこういちさん。全編の曲を手がけています。おしょ~もサントラCDを買うほど良い音楽揃いです。このシーンでは緊迫感のある音楽を見事に表現していましたね。

 

シナリオ、音楽、演出がどれも見事

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ゲームとしてはコマンド選択式で進む、オーソドックスなものでした。ただ、シナリオ展開がサスペンス的で

「次はどうなるんだろう」「この謎の秘密が早く知りたい」

という感じでワクワクさせてくれるのが、おしょ~的に評価が高い1本です。また前述したすぎやまこういちさんの音楽も、要所要所で臨場感をグッと高めてくれました。

 

キャラクターデザインも秀逸で、アニメ『ダーティペア』のキャラクターデザインをした土器手司さんが本作のキャラデザを担当。

 

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『ダーティペア』はリアルタイムでかかさず見ていたぐらい好きで、2人の女性主人公が魅力的だったんですが、本作でもそれ以上に魅力的なキャラがいました。ヒロインの女性記者、エリスがもう当時のおしょ~少年のツボに入りまくりました。いまだにソョートカット~ボブの髪型が好きなのも、このエリスのおかげというか影響です…子供時代に体験したゲームの影響って恐るべしですね。

 

上の動画はゲームをクリアしたあと、コマンド入力無しでオープニングからエンディングまでを見られる『アプリシエイションシステム』。ハードの力が今よりずーっと低い時代ですが、演出や音楽の入り方など、しっかり考えられています。エンディングはかなり衝撃!

 

志倉氏がこれらのアドベンチャーを夢中で遊んだ結果として『カオスヘッド』『シュタインズゲート』などの科学アドベンチャーが生まれている、と考えると少年時代に遊んだゲームの影響力ってスゴイですね。

最新作の『CHAOS;CHILD(カオスチャイルド)』も期待して待ちたいと思います(*´∀`)

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1976年、東京都福生市生まれ。幼少時からゲームに親しみ共に過ごす。プログラマ、ゲームシナリオライター見習いなどを数々の職業を経て現在、東京都にあるゲーム専門店PAOで販促企画を担当。ゲームの面白さをもっと世の中に伝えるべく、ブログ『激コアゲームライフ』を運営中。

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