歴代ファルコムサントラの中でもトップクラスの1枚
ファルコムのゲームサントラと言えば、1980年代から現在に至るまで高い評価を受けています。数十年に及ぶその歴史において、本サントラはトップ10に入る出来と言えるでしょう。
イース7 オリジナルサウンドトラック
PSPで2009年に発売した『イース7』のサントラとなります。
イースシリーズはPCに端を発し、その音楽は黎明期のゲームミュージック史に名を刻んでいます。おしょ~が初めて買ったゲームサントラは、ドラクエでもFFでも無く『イース2』でした。
そのためファルコムのサントラは多数買い集めていました。そして、このイース7のサントラもその中の1枚となります。
本サントラは2枚組で全52曲を収録。ゲームバージョンでは短かったオープニング曲の『INNOCENT PRIMEVAL BREAKER』のフルバージョンもバッチリ収録しています。
ゲーム自体の出来も素晴らしかったのですが、音楽も引けを取らない驚嘆すべき内容です。
『INNOCENT PRIMEVAL BREAKER』
『MOTHER EARTH ALTAGO』
『VACANT INTERFERENCE』
特に上記3曲は超名曲! どれもファルコムらしい疾走感を持ちながら、昔とは違う今のファルコムの音楽として確立しているんですよね。
ゲームをプレイして初めて『MOTHER EARTH ALTAGO』を聴いたとき、あまりの曲の良さにしばらくプレイをやめて聴き入っちゃうぐらいでした。それほどこの3曲はずば抜けています。この3曲のために買ってもお釣りがくるでしょう。
他の曲も総じてクオリティが高いので、通しで聴いても飽きることがありません。近年のファルコムサントラの中ではずば抜けている1枚です。
唯一のマイナス点はライナーノーツ
唯一残念だったのがライナーノーツ。ファルコムはサウンド制作をチームとして行っているためか、ライナーノーツで曲ごとに作曲者が解説することがほぼありません。ページ数は4ページのみとなっています。
サウンドチームであるjdkのコメントは載っているものの、やっぱりもうちょっとコメントは欲しいですよね。会社の方針だとは思うのでいたしかたないのですが、音楽自体は最高なだけに残念です。やっぱり各曲解説は欲しいなぁ…。
ディスクレーベルはフルカラーではありませんが、キャライラストを使っており、問題なし。エナミカツミさんのイラストはすごくゲームのイメージを膨らませるのに合っていましたね。
ゲーム自体はVITAが普及する前に発売していることもあり、意外と未プレイの人が多い感じです。ただ、ゲームも傑作な上に音楽もハイクオリティのため、できるならゲームとセットで買っておきたいですね。
買って後悔しないどころか、心の底から買って良かった!となりますよ(*´∀`)
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