イラストレーターの大槍葦人さん代表のアダルトゲームブランド『LittleWitch』
2001年~2010年まで活動していた『LittleWitch』。大槍葦人(おおやりあしと)さんが立ち上げ、氏の特徴である繊細な水彩調のイラストを武器に数年前まで活動を続けていたアダルトゲームブランドです。
処女作の『白詰草話』の音楽がとても素晴らしかったのですが、そこから個人的には作品を買うことがなく今日に至ってました。
ただ最近、ゲームサントラへの物欲がいつも以上に上がっていて、新しいものはもちろん、絶版になっている古いサントラもちょくちょく買ったりしています。今回購入したのは前述の『LittleWitch』が発売したゲームの1つ、『少女魔法学 リトルウィッチロマネスク』のサントラです。
■圧倒的なこだわりを感じさせる内外装
まず商品が届いて驚いたのが『その形』です。下の画像を見て欲しいんですが、外箱からしてとても特殊な形をしています。
丸!
こんな形をしたサントラには出会ったことがありません。素材は紙製で、まるでマカロンとか、お菓子が入っているようなイメージです。表面に貼ってあるシールも金色部分がしっかり光沢素材になっており、本当にお菓子が入っていると言われたら信じちゃうレベルです。
他方向から見るとこんな感じ。この時点で並々ならぬこだわりと感じますよね。コストもけっこうかかっているでしょうし、強い想いが無いとこの形にはできませんね。
さて、中を開けると…
まずはライナーノーツが出てきました。ライナーノーツの形も丸型になっており、これまたこだわりを感じます。このライナーノーツも、通常より特殊加工になるから作るコストが高くなるはず。
本サントラは2枚組。というわけで2枚のCDを取り出してみると…
右下を見て下さい。英文字の入った紙の緩衝材!これはもうすごい、としか言葉にできません。たかがサントラ、されどサントラ。ゲームサントラを集め始めてから約30年になりますが、ここまで内外装にこだわったものと出会ったのは初めてです。
曲が良いということで購入したのですが、こんな凝った作りのサントラだとは思いもよりませんでした。
■暖かい中に寂寥感を加えた音楽も良し
内外装のインパクトがすごいですが、音楽自体も良曲が多いです。オープニングの『La tour de noir』を筆頭に特筆すべきは『Itiad (instrumental)』。ボーカル入りもありますが、インストだと寂しさがより感じられるようになっています。
また、『Romanesque』『Plan d'aujourd'hui』など、日常曲の良さが光ります。派手なメロディラインで無いだけに見逃されがちですが、こういったゆったりしたテンポの曲の良さに最近良く気づくようになってきました。
今は絶版となっており、手に入れるには中古しかありません。上記2曲を聴いて良いと思った人は間違いが無いはず。凝った作りの内外装を含め、個人的に手に入れて良かったサントラでした(*´∀`)
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