ベイシスケイプの実力派5名が作曲を担当
けっこう前に買っていたのですが、ようやくレビューできるぐらい聴きこむことができました。
グランキングダム オリジナルサウンドトラック
このグランキングダム、PSPの『グランナイツヒストリー』の流れを組むゲームです。グランナイツを制作したスタッフが、ヴァニラウェアを出てモノクロという会社を立ち上げました。その会社が制作した1本目のゲームなんですね。
グランナイツは個人的にかなり面白かったのですが、中でも音楽は素晴らしいの一言。ゲーム音楽制作を手掛けるベイシスケイプ、その若手作曲家が織りなすBGMは本当に良曲の宝庫でした。
そして、このグランキングダムはベイシスケイプが全曲を担当! しかも、グランナイツの作曲家さんたちが多く参加しているときたら…買うしかないってもんです!
3枚組の大ボリューム!
ゲームサントラって普通は1枚、多くて2枚組なんですが、本作は3枚組! 収録楽曲は66曲という大ボリュームになっています。
▲3枚のディスクはすべてカラーピクチャー仕様。力入ってますね!
肝心の楽曲群はグランナイツヒストリーと似ているものの、全体を通して聴くとけっこう違う印象を受けました。グランナイツが勇壮でテンポの早い曲が多かった中、グランキングダムの場合は物語の世界観を強く押し出した楽曲に仕上がってます。
タイトル曲の『戦乱の大地リゾネール』を筆頭に、『「傭兵ギルドの拠点」』『帰って酒だ酒!』『さぁ、馬車に乗ってくれ』など、どこかオリエンタルなイメージの曲が多いです。風と土の匂いが漂っていますね。
戦闘曲はグランナイツと比べ、ストリングスが一歩引いた感じの曲調となっています。
通常VerとClimaxVerがあったのと同様、本サントラでは後半戦Verが存在。そして通常Verと似たアレンジに。『狙うは敵将の首一つ!』『大将、やってやろうぜ!』あたりはグランナイツの戦闘曲が好きなら満足いくメロディでしょう。
あ、戦闘曲自体の数はそれほど多くないため、グランナイツの戦闘曲が超超超大好きなんだ!という人だと多少不完全燃焼感があるかも。
個人的には工藤吉三さん作曲の『敵は手練の集団です』が好み。この曲はグランナイツ風味がけっこう色濃く出ていますね(*´∀`)
エンターブレイン通販サイト『ebten』専売
本サントラはebten専売となってます。なのでAmazonとか普通のCDショップでは購入不可なので注意が必要です。
『朧村正 元禄怪奇譚 音楽集』『オーディンスフィア レイヴスラシル オリジナル・サウンドトラック』なども専売なので、持ってない人はまとめて頼んじゃうのも手。
▲ライナーノーツにあるベイシスケイプ金田さんのコメント。グランナイツヒストリーとの音楽面での違いがわかる内容です
とりあえずベイシスケイプのBGMは本当に個人的なツボにハマります。本サントラは5人の作曲家で分担しているわけですが、しっかりした統一感が存在するのも地味ながらポイント高し。
全66曲の中で緩急がしっかり付いているため、通しで聴ききやいですしかなりゲームサントラとしてオススメの逸品です!
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・【サントラレビュー No.047】『グランナイツヒストリー オリジナルサウンドトラック』。ベイシスケイプの若手が担当ながら全体的にレベルの高い1枚
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