口コミで広がり、ロングセラーに
今日は実家から持ってきた思い出のゲームを取り上げます!
『高機動幻想 ガンパレード マーチ』[PS1]
です。
これを遊んでた当時、おしょ~たぶん20代前半でした。かなり夢中になって遊んだのを覚えてます。
主人公は、幻獣と呼ばれる怪物に対抗するべく兵士を養成する学校に入学し幻獣がおとなしくなり、休戦期に入る5月11日まで生き残ることが目的です。特徴として
・どんな生活を送ってもOK
という自由度の高さがありました。
学校行って勉強するもよし、パイロットの腕を磨くもよし、整備兵となってパイロットの補佐をするもよし、何にも勉強せずにお目当てのキャラと二人きりになって『Hな雰囲気』になるもよし。とにかくプレイヤーがどう過ごそうが自由!
『舞台は与えた! あとは自分で自由に遊んでね!』
という半ば投げっぱなしなところも好きでしたね( ´∀`)
ただ、投げっぱなしとはいっても説明書はかなり詳細に作ってあって
これが説明書。なんか分厚いんですけどめくってみると…
左側から読むと87ページ。そして右側から読むと…
33ページ。計120ページの大ボリューム。分厚っ! おそらくPS1、というかTVゲームの説明書では1、2を争う長さじゃないでしょうか。
プレイ前にこれを読むだけでも1時間とか過ぎたりしてました。それだけできることが多い本作では自分以外のキャラが、すべてAIで考え、独立して動くので相手から勝手に話しかけてきたりします。
ちょっと見にくいですが主人公と先生2人が同じマップにいるところ。
話しかければ応じてくれますが何もしないと各人、AIによっていろんな場所へ行き買い物したり食べ物食べたり喧嘩したりします。なので、AIキャラ同士で面白いやりとりをしていたりすることが多々あってキャラのあとをつけていって何をしているかを観察するのも楽しいんです( ´∀`)
◆ソニーが下した広告費0円の判断
あまりにも尖ったゲーム性と、開発が長引いたこともあり、発売元のソニーは『広告費0円』という判断をこのソフトに下します。
ただ、ゲーム雑誌『電撃プレイステーション』が他の雑誌が取り上げない中、ビッグタイトル並の展開を誌面で行いました。その結果、累計で20万本を超えるヒットを飛ばしました。初回生産数は5000本だったそうなのでその20倍!も売れる結果となったんです。
これ、実はものすごいことで無名のゲームに対し、大々的に紙面を割い特集を組む、ということって、普通できませんよね。
「売れているゲームじゃないから」
「有名じゃないから」
「読者だって、こんなゲームの情報欲してない」
と、取り上げない理由はいくらでも思いつきます。
人って、何か新しいことを始めるときってリスク回避の思考が働くのでやらない理由を探す傾向にあります。ただ、電プレはそんなのおかまいなしに特集を組みました。結果、ガンパレードマーチはヒットし続編となるガンパレードオーケストラがPS2で3部作、発売されるほどの人気を博しました。
これはおしょ~の想像ですがたぶん最初にこれを取り上げようと
思った人は「こんなに面白いゲームが埋もれちゃうのはもったいない! 俺たちで伝えなきゃ!」って強い『想い』があったんだろうと考えます。で、周りの人とか上司とかを巻き込んでいったんじゃないかなー。
個人的にゲーム系の仕事に行くきっかけになったのが電プレのとあるレビュー記事だったりします(この話は長くなるのでまたいつか)一番大好きなゲーム雑誌でもあります。
おしょ~もゲーム専門店に勤める身としてもちろん、ビッグタイトルやライトな層が楽しめるゲームをきちんと伝えた上で。
「あまり知られてないけど、面白いゲーム」
「無名だけど、専門店として売っていきたいゲーム」
などを、もっともっとお店で伝える努力をしなきゃなって思います。いや、伝えなきゃじゃなくて、伝えたい、ですね。このブログもそんな想いからやってるところもあるので末永くおつきあいいただければ幸いです(*´∀`)
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