なぜこんなに面白いのに埋もれてしまったのか?
時は1987年。
ファミコンは全盛期を迎え、さらに周辺機器としてディスクシステムも登場していた時期です。当時のタイトルラインナップ(RPG系)をザッと見るとそうそうたる面々が。
- ファイナルファンタジー
- 桃太郎伝説
- ウィザードリィ
- 闘人魔境伝 ヘラクレスの栄光
- リンクの冒険
- ディープダンジョン2 勇士の紋章
- ゾイド 中央大陸の戦い
デジタルデビルストーリー 女神転生
そんな中、タイトーからひっそりと発売された1本のソフトがありました。
■ドラクエ2の大ヒットでRPG作りが盛んだった時代
それは多くのRPGが世に出てきていました。その中にはかなりクソゲーも混じっていたのですが、このミネルバトンサーガの内容は…大当たり。
育ての親が死ぬ間際、実はお前は滅ぼされた国の王子だった!
という定番&王道の展開で物語はスタート。魔物を街から追い払ったり仲間を集めたりしてゲームは進んでいきます。
戦闘中は仲間が自動で動いて闘ったりする当時としてはかなり珍しいシステムを採用。緻密なシナリオ展開でユーザーを飽きさせない作りがとても丁寧でした。
▲コマンド選択式ではなく、自分で移動して攻撃するというアクション性があったところも飽きずに遊べた理由の1つですね。
■エンディングまでの旅路を楽しめる
ラスボスを倒したあと、今まで旅した街を巡ることができるんですが、街の人と会話するときちんと倒したあとの会話になっているのが素晴らしかったです。
エンディングまでの旅路を楽しめるゲームって当時はなかなかありませんでした。なのでこの点は特に心の中に深く刻まれています。
▲エンディング後の会話。仲間の1人と主人公が結婚するような
仲になっていることを暗に示していますね(*´∀`)
さて、遊んだ人の多くが「名作!」と口を揃えて言う本作。売上げ的には奮いませんでした…。さすがに、同年に出たラインナップやディスクシステムの台頭、そしてわかりづらいタイトル名。
当時のゲーム少年たちにはちょっと取っ付きづらいパッケージもありお店によってはワゴン行き、というところもあったようです。
▲パッケージイラストは米田仁士さん。
『ソーサリアン』『ファンタシースターII 還らざる時の終わりに』等のイラストを担当している有名な方です。おしょ~はまだ小学生だったので今一つ魅力が伝わらなかったですね。
製作したタイトーはスクエニの子会社になってからゲームでは存在感が薄くなってしまいました。しかしこのゲームの存在感は年月が経っても色あせないですね。
残念ながらバーチャルコンソールでの復刻もまだなので、今プレイするのはちょっと大変かもしれませんが有名どころ以外のRPGではかなりオススメの1本です(*´∀`)
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