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コンシューマゲーム

『スパルタンX』。俺は一生忘れない…ボスにやられたときの高笑いを【ファミコンレビュー】

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『アチョー!』『ハッ!』 軽快な声が特徴のアクションゲーム

カセット画像

スパルタンX[ファミコン 1985年]

操作系はAボタンがキック、Bボタンがパンチ。十字キーで左右移動&ジャンプ&しゃがみというシンプルなもの。ただ、ボタンの反応、レスポンスが素晴らしかったんです。

 

ナイフ使い

また、特徴の1つが音声合成。

ファミコンソフトとしてはかなり早期に採用された音声合成であり、攻撃時に出る『アチョー!』『ハッ!』『ヤッ!』という声が出たのも爽快感を高める役割がありました。敵がいない時でもムダに技を振りたくなるというか。気持ちよかったですねー(*´∀`)

 

個性あるボスの攻撃方法と『声』

 

ジャンプキック   ミスター

本作は地上1Fから4Fまでの全5ステージ(クリア後ループ)が存在し、それぞれのフロアのラストにはボスが待ち構えています。それぞれ個性的な見た目や攻撃をしかけてくるので、ステージごとの変化と合わさって子供たちも攻略している感をかなり味わえました(*´∀`)

 

さて、これらのボスは強敵であり倒されてしまうことが何度もありました。で、ボスに殺されると何が起こるかというと…

 

「ハッハッハッハッハッハッハッ」

 

ボスの笑い声が聴こえてくるんです。4面ボスの妖術使い(女性)は笑い声も女Verになっているなど細かい部分も調整してあり、かなり力が入っていました。

この高笑いはやられた悔しさと合わせてめっちゃ衝撃的でした。初プレイから30年近くたった今でも忘れないインパクトがあり、同じように記憶に刻みつけられた人も多いでしょう(*´∀`)

 

アイレムのファミコンカセットにLEDが付くようになったきっかけに

irem

アイレム製のゲームには、カセットにLED発光ダイオードがついていました。これ、他のカセットでは見かけないものだったので、かなり目立っていました。

なんで他のカセットについていないものが付いていたのか? 実はその理由がこのスパルタンXにあったんです。

 

アイレムはスパルタンXをファミコン参入ソフトの第一弾にしたかったのですが、アイレム側と任天堂側で交渉中に上層部が親会社と話して、相談なく任天堂がスパルタンXを出すことのOKが出てしまったそうで…。それの貸しがあったため、アイレムはLEDダイオードをつけたカセットを出せるようになったとのこと(参考記事)。

その意味でスパルタンXはかなり大きな役割を果たしたゲームと言えますね。

 

タイトル画面 mariobros

▲任天堂が移植を担当したことがよく分かるのが、タイトル画面(スパルタンXは左の画面)。1プレイヤーと2プレイヤーでそれぞれゲームAとBが選べるようになってます。(Bのほうが難しい)

 

動かしてて気持ち良い、アクションゲームの見本のような存在

おしょ~はアクションゲームが面白いかどうかを判断する基準の1つに『敵を倒さずキャラを動かしていても気持ちいいか?』を挙げています。そして、スパルタンXはその法則にしっかり当てはまっています。

 

4分割

敵を倒さなくても気持ちいい=基本的な動きがしっかり作られていることの証明です。ここさえきちんとしていればプレイ意欲も続くし、敵を倒したときの快感も高くなります。

本作は当時のファミコン少年たちの中でも、本作は鉄板、定番として認められており、よく貸し借りされたものでした。今でも試遊に据えるとかなり遊ばれる率&人気が高いです。

ファミコンへの移植では宮本茂さんがディレクターを担当。難しかったアーケード版をとても遊びやすくしたのはさすがです。今でも楽しく遊べるレトロゲームの傑作ですね(*´∀`)

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1976年、東京都福生市生まれ。幼少時からゲームに親しみ共に過ごす。プログラマ、ゲームシナリオライター見習いなどを数々の職業を経て現在、東京都にあるゲーム専門店PAOで販促企画を担当。ゲームの面白さをもっと世の中に伝えるべく、ブログ『激コアゲームライフ』を運営中。

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