ギルティギアシリーズの初サントラ
2D格闘ゲームで長く愛されている『ギルティギア』シリーズ。平成生まれの人にとって、格ゲーといえばギルティギア、という人も多いはず。昭和生まれでスト2世代のおしょ~も、ゲームセンターで『ギルティギアゼクス』を毎日遊んでました…もう10年以上前になりますが。
このサントラはギルティギアゼクスの前、PS1で発売した初代ギルティギアのサントラです。シリーズの原点ながら、最新作まで使われている曲が収録されていたりするなど、今から16年も前にしっかりとした音のイメージができていることがわかります。
ライナーノーツにある石渡氏のテキスト。ギルティギアを作った当時、まだ25才! 自分の頭にあるビジュアル、世界観、音楽をあますところなく出せたのは、当時のPS1のゲーム作りの間口が広かったのもあるでしょう。若い人でもチャレンジできる土壌があったんですね。
■徹底したヘヴィメタルサウンド
ギルティギアの大きな特徴といえば、ヘビィメタルなBGM。メロディックスピードメタルというかほぼ全部、疾走感と圧倒的なギターサウンドに仕上がってます。
本アルバムは初代サントラのため、音源部分が続編にくらべて弱い面はあります。ただ、絵やシナリオ、 BGMまで手がけているシリーズの生みの親、石渡大輔氏の好みがモロに反映されているので他の格闘ゲームには無い音の魅力が感じられます。
おしょ~はギルティギアゼクスからシリーズを知ったので、初代サントラを聴いたのはゼクスのサントラより後でした。
もちろんゼクスのサントラのほうが音質など完成度は高いです。
しかし、この初代サントラは荒削りながらも「俺はこういう音で世界、キャラクターを表現するんだ!」という強い作家性が感じられます。最近のゲームではなかなか味わうことのできない、クリエイターの個性が色濃く出た音楽です。
■原点である荒削りな魅力
後に出るシリーズのサントラは、音源や完成度の面では本サントラを軽く超えています。ただ、圧倒的に荒削りだからこそ放つ魅力があるのも事実。そのため、ギルティギアシリーズを語る上では外せない1枚です。
▲コストもかかっていないディスク仕様なのも、当時の状況を感じますね。
また、このアルバムでだけ聴ける曲もあります。『Prologue』とか『Conclusion』とか。『Conclusion』はコンプリートBOXのディスク8にアレンジ版が収録されていますが、原曲で聴けるのはこのアルバムとベスト盤だけ。本サントラの中でも随一の曲だと言えます。
シリーズの曲を聴いたことがない人には『ギルティギアゼクス』『ギルティギアイグゼクス』のサントラが聴きやすいのでオススメです。聴いていて気に入ったら他のサントラも買いつつ、この初代サントラを手に入れれるのがいいですね(*´∀`)
※記事を書いていたら、まだ持っていないギルティギア サウンドコンプリートBOX(AA)が欲しくなってきちゃいました…。初代サントラも『Prologue』『Epilogue』を除いたバージョンで入っていますし、再レコーディングした曲もあるということで、そのうち手を出してみようかなと。まぁ全部サントラ持ってるんですけど、それだけ魅力的だってことかなと。(*´∀`)
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