こんな気合いの入ったサントラはひさしぶり
2月に発売された『真・女神転生4 オリジナルサウンドトラック』。サントラとしては異例の4枚組み、全112曲という大ボリュームのサントラです。
パッケージからして普通のサントラとは違います。しっかりとしたケースに入っており重厚感を感じさせてくれます。
■ストーリーの流れに沿った収録順
ディスク1~4まで、ゲームの進行に沿って曲が収録されています。それぞれ場面を思い出しながら聴けるこの形、サントラとしてはオーソドックスです。
しかし112曲もあると思い出せないものもあるんじゃ…? なんて不安もありましたがほぼすべて場面を思い出すことができましたね。
▲4枚組みの本サントラ。しかし捨て曲など一切ない見事な楽曲群です。
■血がたぎる戦闘曲の数々
中でも戦闘曲は珠玉の出来映え。最初期の戦闘で流れる『Battle - a1』を筆頭にすべてがテンションが劇的に上がる曲ばかり。疾走感のあるaシリーズや重厚感のあるbシリーズなど、新しさの中にメガテンらしさを感じることができます。戦闘曲目当てで買っても十分に元が取れるでしょう( ´∀`)
■新鋭、小塚良太氏の高い実力
今回の音楽はアトラスサウンドの一角を昔から担ってきた土屋憲一氏と新鋭(といっても2008年アトラス入社)の小塚良太氏の2人が手がけています。
アトラスサウンドと言えば増子司さんに始まり、今はペルソナ3や4で有名な目黒将司氏が有名ですが、土屋氏もそれを支える重要スタッフとして知られています。
そして今回、ライナーノーツを見ると小塚氏がほとんどの曲を手がけているようです。これからのアトラスの新しいサウンドを担うようになるんじゃないかな?と感じさせてくれました。
■全曲に解説が!これはポイント高し。
ライナーノーツには全112曲、すべての解説が載っています。これはものすごく評価高いです。この収録曲数ですべて解説をつけてくれるのはさすがですね。
サントラを買う層はかなりのコアユーザー。それらの人々の気持をしっかりわかっていますね。買った人にとって、作曲者がどのような気持ちや意図を込めて作ったのか読み取れるのはすごく嬉しいこと。おしょ~もじっくり読み進めましたが、このライナーノーツでしか見られないエピソードが満載でとても満足できました。
■発売まで間があっただけあり、非常に完成度の高いサントラ。買って損無し。
最近のサントラの中ではかなり上位に位置します。今年の個人的サントラベスト5には確実に入るでしょう。3DSのスピーカーでは聴き取れなかったような細かい部分の音まで聞こえる音質なので、ゲームを遊んでハマった人は手に入れて欲しい逸品です。
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