苦境に立たされている任天堂
3DSは順当なものの、WiiUが国内、海外ともに大苦戦中の任天堂。3期連続で赤字となっています。その状態で開かれる明日の経営方針説明会では、スマホ向けの施策が発表されるのではという記事が日経に載っていました。
近年、日経の記事は予想に基づいたいわゆる『飛ばし』が目立つようになってきているので、この記事内容を鵜呑みにするわけにはいきません。なのでスマホ向けにスーパーマリオが!みたいな発表は無いと個人的には予想中です。
ただスマホ、タブレットを使った自社ソフトのアピールなどはやってくるでしょう。無料アプリ的なもので体験的に遊ばせる、なんてのもあるかもしれません。
■据え置きはコア層に特化しつつある
発売まで1ヶ月をきったPS4はゲームのラインナップを見てもゲーマー層への訴求力が強いハードになっています。お店の状況的にも据え置きゲームを遊ぶライトなゲーマーの層は減っている印象もあり、方向性的には間違っていないと考えてます。
逆に任天堂は据え置きであるWiiUはライトユーザー向けのハードになっています。しかし現状、ソフトが揃っていない中でWiiUを買う理由はかなり少ないと言わざるを得ません。個人的には『レゴアンダーカバー』や『レイマン レジェンド』など欲しいゲームがあったりしますが、これらのゲームを一般の人が買うとは思えません。知る機会もないでしょうし…。
今年はマリオカートやスマブラが投入されるようですが、3DSと同時発売になったとき、多くの人は3DS版を買うと思うんですよね。据え置きよりも手軽に遊べる携帯機で、という人はかなりの割合にのぼるでしょう。
焦点:構造転換迫られる任天堂、「据え置き」「携帯」の統合モデル構築へ
■任天堂の今後の方針となる発表に注目
そんなわけで今回の経営方針説明会は要チェックです。ファミコン時代からTVゲームというものを創りあげてきた任天堂が、現在の苦境に対してどういった戦略に舵を切るのか? そのあたりを考えながら見るとより興味深くなるでしょう。
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