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雑記

医療ゲームがプレイされづらい理由

更新日:

歯医者で親知らずを抜いてきました。

奥歯に虫歯ができていて、ひさしぶりに歯医者に行ったところ

「親知らずが上に出てきていて、そこに虫歯ができてますねー。位置的にも進行度的にも直せないので抜くのが一番ですねー」

そして麻酔→抜歯のコンボとなりました。正味10分もかかっていないと思います。すごいよ先生。自分では決してできないことを軽々とやってのけるその腕前。

抜いた場所がまだちょっと痛みますがまぁOK。来る前より明るい気分で帰ってきました。

■いろいろな種類がある医療ゲーム

TVゲームでは『医療ゲーム』というものがいくつか出ています。しかしメジャーなジャンルとは言えません。

ただ、あのペルソナで有名な会社、アトラスが連続して医療ゲーム『カドゥケウス』を出している時期がありました。

 

DSカドゥケウス DSカドゥケウス2

DS版のカドゥケウス。

1は『世界樹の迷宮』の生みの親、新納一哉氏が手がけたことでも知られていますね。

2は正当進化系、という感じでタッチペンを使ったアクションの1つの頂点になっています。

 

 

カドゥケウスZ  カドゥケウス NEW BLOOD

そしてこちらがWii版のカドゥケウスシリーズ。

Wiiリモコンにぴったりハマった操作システムで、2人同時プレイも可能。序盤は普通の外科手術ですが、後半になるとギルスと呼ばれるウィルスとの戦いに。

これが下手なアクション顔負けの難易度の高さでコアゲーマーを唸らせました。クリア後のやりこみも含め、『外科手術』という一般の人に馴染みがないテーマを上手くゲームに落とし込んだ傑作です。おしょ~的にWiiで一番面白いと思ってます(*´∀`)

 

hospital

そしてカドゥケウスの流れを汲んだ『HOSPITAL』。外科手術だけだったカドゥケウスから、内視鏡や診断、検死からの推理など、医療をテーマにしたジャンルが増え、さらに広がりを見せました。医療ゲームの1つの完成形です。

 

the 外科医

PS2時代にシンプル2000シリーズで発売された『THE 外科医』。ドラマ『白い巨塔』のようなドロドロした派閥の話とかがアドベンチャー形式で楽しめます。医療ゲーム部分はカンタン。

 

 

どくた1 どくた2 

実はスパイクも出していた医療ゲーム。ただ、システム的には逆転裁判のような感じ。手術シーンもカルテを選択していくという形でアクションも簡素です。

1はDSが出てすぐに発売されたこともあり、評価はさんざんでした。ただ2ではシナリオボリュームがかなり増えたことで評価も改善されました。

 

こうしてみると、医療ゲームでもいろんなタイプのものがあります。1ジャンルとしてもう少し人気が出ても良さそうなのですが…。

 

■『面白いイメージが湧かない』

以前カドゥケウスを遊んでもらった人に、プレイ前の感想を聞いたときのコメントがこれ。

医療ゲームというジャンル自体に馴染みがないため、どういう風に面白いのか?がイメージできないそうなんですね。

自分も考えてみれば、任天堂の商談会でカドゥケウスZを試しに遊んでみたことがきっかけでした。実際に遊んでみるとメチャメチャ面白かったため、その後のシリーズや過去に出ていたDS版も含め全部買うほどファンになりました。

ただ、それが無かったらどうか?

やはり面白さ的に気づけなかったかもしれません。

カドゥケウス

▲カドゥケウスZのゲーム画面。これだけで面白そう!と判断する人は少ないかも? 実際は超が付く名作なのですが、なかなか取っつきは良くないみたいです。

 

■体験会など、実際遊んでもらったり、楽しさがわかる機会を作る

以前、HOSPITALの体験会を開いたことがありました。

来店してくれた人にオススメして遊んでもらったのですが、やっぱり遊んでもらうとみんな楽しい!って言ってくれるんですよね。小さな子供も遊んだりして(*´∀`)

最近はメーカー主催の体験会もなかなか開かれなくなりました。営業さんの数もPS2時代と比べれば少なくなっています。なので体験会などもやりづらくなっているのかなーとも思います。

ただお店も含め、実際にお店にきてくれる人に対し、実際に振れてもらう機会をもっと持たないとダメですね。PAOでも最近体験会はご無沙汰ですし(;´Д`)

■動画配信機能があるPS4の登場、メーカー側も変化が

ただ、最近はネット動画サイトの隆盛で状況が変化してきています。

プレイ動画も著作権的にはNGなのですが、メーカー側が配信できるようにソフトにその機能を盛り込んだり、動画配信OK、と唄っているソフトもかなり出てきました。

そういったものを用いて面白さを伝えていくような施策をメーカー、小売店、そしてユーザーがどんどん取っていくことで、医療ゲームのようなマイナージャンルの楽しさは伝わっていくはず。

自分も配信しないといけないなぁ感じたおしょ~でした。カドゥケウスあたりやってみようかしら。

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1976年、東京都福生市生まれ。幼少時からゲームに親しみ共に過ごす。プログラマ、ゲームシナリオライター見習いなどを数々の職業を経て現在、東京都にあるゲーム専門店PAOで販促企画を担当。ゲームの面白さをもっと世の中に伝えるべく、ブログ『激コアゲームライフ』を運営中。

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