自分が死んだら棺桶に入れて欲しいゲームの1つ
もし自分が死んだら、棺桶に入れて欲しいゲームの1つがこれ!
本作はポートピア連続殺人事件で初めて推理アドベンチャーを遊び、弟切草、かまいたちの夜でサウンドノベルの洗礼を受け、シュタインズゲートの収束したエンディングに感動したおしょ~的に忘れられない作品です。
全6話構成。単発のエピソードで組み合わさってると思いきや…
この作品、知名度はかなり低いです。
でも完成度はものすごく高い!
ゲームは全6話でそれぞれ別の事件を扱ってます。ただ、実は大きな1つの流れが隠されています。それが物語の最後で表に現れて収束するという流れであり、最初から最後まで面白さのモチベーションを高いレベルで保ったままエンディングまで引っ張ってくれます。
エンディングを迎えたときの満足度は推理アドベンチャーの中でも非常に高いです。
圧倒的なキャラクターの魅力
面白いアドベンチャーゲームは間違いなく魅力的なキャラクターが登場します。本作でもそれは当てはまり、数々の魅力的なキャラクターが物語を彩ります。
例えば女性キャラクター。可愛かったりするのは当然なのですが、普通のアドベンチャーに比べると大人であり、しっかりとした個性が確立しているんですね。リアルな探偵ものということもあり落ち着いた雰囲気となってます。
男性キャラクターもまたそれぞれが個性的。一番好きなキャラクターを挙げるとしたら、男性キャラの名前を挙げる人も多いはず。ゲームの中のキャラクターとは思えないほど一人の人格として成立しているのが本当にすごい!
主人公を含め忘れられないキャラクターたちが大変多く、
今でも忘れない『伝説の3秒間』
コマンド選択式という至ってオーソドックスなシステムを採用した本作は今時のアドベンチャーのような目を引く演出システムはありません。
でも、これからどんなにアドベンチャーゲームを遊ぼうとも、おしょ~が一生忘れないだろうな、と思う演出が第五話にあるんです。
アドベンチャーゲームは文章、画像、そして音楽という3つの要素が合わさってプレイヤーに語りかけてきます。ですが、その場面では
あるグラフィックを3秒間、表示するだけ
なんです。その3秒間の間、音楽も文章も一切表示されません。なので、演出としてはシンプルそのもの。
ただ、その3秒間の間にプレイヤーはいろいろな事を考えるんですね。たった3秒なのに、自分の感情がものすごく動いて…。その思考が主人公とリンクして、感情の奔流が巻き起こるんです。
ネタバレになるのでくわしくは明かせないですが推理アドベンチャーが好きだったり伏線が最後に明かされていくシュタインズゲートのような展開が好みだったりする人には絶対合うはずです。
あの3秒間は一生忘れられない演出ですね。
ドリームキャスト、PS2、そしてPSPで発売
本作は3機種で発売されました。
それぞれ売上本数は多くありませんが、今でも買って間違いなく楽しめます。PSP版は追加エピソードが収録されているので、手に入れるならPSP版が良いでしょう。
今では本格推理、特に探偵もののアドベンチャーは本当に少なくなってます。その面白さもなかなか味わえません。そんな時代だからこそ、このミッシングパーツが持つ、本格推理アドベンチャー魅力が光ります。
コマンド選択式だったり、ボイスがなかったりという部分はあります。ただ、本作は人の心を揺り動かす力を持った超名作なので、興味を持った方はぜひ手に入れてみてくださいね。
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