PS3と比べ本体の売れ行きは確かに良い
記事でもちょくちょく書いている通り、PS4本体及びソフトの売れ行きはかなり良くなってきています。
日本では当初売れてないと言われていました。事実、2014年の夏などは中古本体がかなり多く余っていたんですよね。
ですが2014年末からかなり動くようになっており、今やPS4の在庫自体が数少ない状態です。
PS3に比べPS4はなぜ普及スピードに差がついたのか? 改めて理由を確認してみることにしました。
発売から1年2ヶ月時点でのソフト数はそれほど差がない
下のグラフはPS3、PS4の本体発売からの月別発売タイトル数です(14ヶ月間)。これを見るとトータル数はPS4が78タイトル、PS3が65タイトルと、それほど差はありません。
数はだいたい同じとすると…考えられるのはタイトルの『質』です。
発売当初からタイトルが充実していたPS4
下の画像はPS4本体発売から14ヶ月間に日本で発売されたソフト一覧です。
ロンチタイトルとして『龍が如く維新』『バトルフィールド4』『コールオブデューティーゴースト』『アサシンクリード4』など、ある程度の弾が揃っています。
本体発売翌月には、『メタルギアソリッド5 グラウンド ゼロズ』も発売。序章とはいえ、ビッグタイトルの完全新作が新ハードですぐに発売するのはインパクトがありました。
そして『インファマスセカンドサン』『ウォッチドッグス』などの洋ゲーも次々に発売。そして9月は完全新作FPSの『Destiny』も登場。その後もマルチタイトルを中心にしてソフトが充実。2015年に入ると日本向けタイトルも揃ってきていますね。
海外より4ヶ月遅れたとはいえ、発売から1年の本体とは思えないラインナップです。
一方、PS3はどうだったのか?
数はあるものの微妙なラインナップが多かったPS3
下の画像はPS3の発売14ヶ月間で登場したソフトです。
見てみると…うーん、めぼしいタイトルが少ないです。
挙げるとすればガンダム無双、アーマードコア4、GT5プロローグあたりでしょうか。発売から1年以上経っていて迎えた2007年末のタイトルも寂しいですよね。
開発しやすいPS4の利点が生きている
2013年のインタビューでSCEの吉田修平氏は『どのチームもPS4は開発がしやすいと言っている。びっくりするほど開発スピードが速い』と語っています(参考記事)
逆にPS3では開発ツールを触って離れていった開発会社もいた(参考記事)ぐらいクセがある開発環境だったそうで。
PS4はゲーム開発者が開発チームにいて意見していたため、PS3のような『ピークパワーはスゴイけど、そこまでたどり着けるのは一握りの開発会社』というPS3の轍を踏まずに済んだわけです。
海外のスタジオはPS4を中心とした次世代機へ開発をシフトしているところも多く、ソフトの充実度はこれから一層加速してくるでしょう。
ドラクエヒーローズは初日で13万本を超えるヒットに
先日発売されたドラゴンクエストヒーローズは、初日で13万本を超える売り上げを叩きだしました。これは国内メーカーにとっても朗報です。
今年はペルソナ5、メタルギア ソリッド V ファントムペインなどビッグタイトルも控えてます。よりPS4本体を買う人が増えるでしょう。
2000万台突破は、XboxOneの約2倍の数であり、世界的に見てもPS3時代とは逆転している状況です。PS3時代の失敗を糧に開発者の側にたって作られたPS4。Xbox360が強かった以前の据え置きゲーム機の状況をガラリと覆しました。ゲーム機はソフトの充実度しだいでパワーバランスが大きく変化する、と改めて感じさせてくれました。
もちろん、1ゲーマーとして、XboxOneやWiiUにも頑張って意地を見せて欲しいところ。数年後、どのような据え置き機の状況になっているのか楽しみですね。
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