【公式が病気】セハガールに見る、セガの頭のネジの抜けっぷり（良い意味で）

フォロワーさんに教えられて視聴

「もちろん、おしょ～さんは、セハガールをチョイスしてますよね！？」

昨日の夜、とあるフォロワーの方からメッセージがありました。

セハガール…なんだっけ？(；´Д｀)

というわけで急いでチェックしたところ…

【セガ・ハード・ガールズ】

歴代セガハードを美少女擬人化したプロジェクト。それがアニメ化されて放映中だったんです。あーそういえばあったなーと思い、急いでニコニコ動画で配信されている３話までを見たところ…

面白い！

思わず声を挙げて笑ってしまう場面が何回もありました。ちょっとこれはヘタするとDVDを買ってしまいそうな勢いです。

アニメでは、セガサターン、ドリームキャスト、メガドライブの３人が学園に入学して…という流れです。で、学園で単位を取るためにゲームの世界に入って課題をクリアしないといけません。それに至るまでの流れで、歴代セガのゲームがいろいろ出てきます。

第１話で『ゴールデンアックス』のネタをぶっ込んでくるあたり、作り手の愛をひしひしと感じます(*´∀｀) 他にもドリキャスがネットに繋げるときもモデムやテレホーダイ、速度の遅さなど、当時を知る人にとっては懐かしさ満載！

さらにゲームの世界へ行ってからも、公式が楽しんでいるとしか思えない遊び心がたくさん出てきます。

初代バーチャファイターの世界では、３人娘が１人１つずつ与えられた技を駆使して戦っていきます。アキラの後ろから膝をかまして千本パンチの流れから、ドリームキャストが飛び上がっての頭突き（影丸というキャラのダウン攻撃）でKOするというカオスな内容。

当時の強豪プレイヤーであるブンブン丸とか、相手を押し出すことでのリングアウト勝ちに優れるキャラ、ラウ相手になぜか狭いフィールドだったり…

最終的にはダイナマイト刑事やサクラ大戦まで登場。サクラ大戦は主人公の真宮寺さくらの役の声優、横山智佐さんをしっかり呼んで新規収録しているという凝りっぷりです。

おしょ～的なセガの評価がこれ。他のメーカーと比べ、器用じゃ無いし的が外れてることもあったりしますが、なんというか前向きというか、応援したくなるんですよね。

PS3の黎明期にいきなりオリジナルタイトル『戦場のヴァルキュリア』をぶっ込んできたときも感じましたが、今回のセハガールのアニメを見てやっぱり良い意味で頭のネジが数本抜けていることを再確認できました。

作中で取り上げられる歴代ゲームを見ていても、独創的なものが本当に多いです。普通のメーカーならあまりOKでないんじゃないか？というものまでゲーム化されているあたり、セガの懐の深さを感じます。

▲たまにネジが抜けすぎて、ヤバイものをゲームにぶっ込んできたりも…(上動画はSGGGの偽ゲーム集。通販版にのみ隠しデータとして収録され、一般販売版ではそれすら消されているというシロモノ)

今はセガサミーとなっていて、昔のようなカオス感が多少薄れてはいます。ただ、セハガールを観て確かにセガはゲームにおいて時代を先取りして（しすぎて）いた、稀有なメーカーだったんだなと強く感じました。願わくば、10年後もネジが抜けたままでいてほしいものです(*´∀｀)

なお、第１話と最新話は無料で見られます。

出てくる元ネタを知らなくても、ノリと勢いでサクッと見られるので、ぜひ一度観てみてくださいね(*´∀｀)

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1976年、東京都福生市生まれ。幼少時からゲームに親しみ共に過ごす。プログラマ、ゲームシナリオライター見習いなどを数々の職業を経て現在、東京都にあるゲーム専門店PAOで販促企画を担当。ゲームの面白さをもっと世の中に伝えるべく、ブログ『激コアゲームライフ』を運営中。