Switchゼルダと並ぶ睡眠時間泥棒
2月に発売された『ニーア オートマタ』。現在プレイ時間は40時間弱。まだ最終エンディングまでたどり着いていません。
本作はメインストーリーだけを追うとかなり早く最初のエンディングにたどり着きます。物語の先がみたいのはやまやまなのですが、クエスト消化をしながらのフィールド散策が楽しすぎて未だ最終エンディングにはたどりついていません(現在ようやく3周目中盤)
なんでここまで面白いのかを自分なりに分析してみました(多少物語のネタバレ画像を含みます)
1:圧倒的完成度のアクション
プラチナゲームス制作のありがたさを如実に感じるのがアクション部分の出来の良さです。
本作の流れはどこかへ行き戦闘やクエストをこなしてまた別の場所へ、というお使い系が多いです。普通ならある程度プレイすると多少なりとも苦痛に感じるはずなのですが、個人的にそのストレスはほとんど感じません。
なんでだろうなーと考えると、キャラを動かしているときの喜びがとても大きいから、という結論に達しました。単にフィールドを駆け巡っているだけでも気持ち良いんですよ。
初代ニーアに比べると進化度合いは飛躍的。お使いクエストで行き来しているだけでも気分が上がります。
移動はもちろん攻撃アクションも圧倒的な爽快感があります。初代デビルメイクライで受けたときの衝撃を本作で再び味わった感じです。
全般的にレスポンスが最高で攻撃モーションのキャンセルも自由自在。武器の切り替えやジャンプなども含めれば恐ろしくスタイリッシュな戦闘を楽しめます。3Dアクションゲームにおいての最高系の1つと言えるのではないかと。
このあたり、プラチナゲームスの尋常じゃない開発力が伺えますね。アクションゲームにおいて、どうすれば人が爽快さを感じられるか、今まで培った膨大なノウハウが本作に惜しみなく投入されている印象です。
2:さまざまな仕掛けに満ちたゲーム性
ゲーム開始当初からいきなりシューティングゲームが始まって度肝が抜かれた人は多いはず。
いきなりシューティングゲームから始まるとは誰も予想していなかったでしょう。自分もあまりの予想外の展開に声を出して笑っちゃいました。皆の予想を裏切るあたり、本作ディレクターであるヨコオタロウさんのクリエイター魂が現れていますね。
前作にもあった『倉庫番』のようなシーンも健在。息抜きとして良いスパイスです。
ユーザーを飽きさせないためのこういった仕掛けは前作以上に存在します。サイドビューやトップビューでの視点変化も合わせてユーザーがゲームから受ける刺激が常に変化するから飽きないんですよね。先代ニーアから受け継いでいる部分ですが、これも進化度合いがひしひし体感できます。
3:フィールドの空気感が高く癒やされる
前作ニーアでもそうでしたが、今回はグラフィックの劇的向上に加え、『フィールドの空気感』がより繊細に、リアルに描かれてます。
森林の木漏れ日や川の流れ、砂漠の乾いた砂と吹きすさぶ風の表現。これらが見事に再現されてます。グラフィックがすごい、というのとはまた別というか、本作よりすごい映像美はあると思うのですが、その場所場所で感じる空気の表現が圧倒的なんですよね。
この空間でキャラを動かしているだけで、仕事で疲れている気分も癒されるんですよね。だからついつい深夜まで遊んじゃう…!
中古がとにかく戻ってこない
発売から2週間。普通ならそろそろ中古が戻りはじめて良さそうな時期なのですが、ほとんど買取で戻ってきません。
発売後の評価もすこぶる良く、海外のメタスコアも高い点を叩き出しています。様子見していた人や前作をプレイしていなかった人も買い求めていることもありますが、クリアしても売りたくない心理が働いているようにも感じます。
まだ全クリしていないので総評とはなりませんが、アンドロイドと機械生命体、どちらも人間ではない存在について想像以上に突き詰めて描かれていますし、クリアしても手元においておきたい逸品だと思います。
もし「前作ニーア遊んでないから…」とか「アクション苦手だから…」という理由で手に取っていない人がいたら、そのあたりの心配は皆無です。個人的に今年のベストゲーム候補として心を鷲掴みにしている、激烈にオススメしておきたい1本です!
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