実はサントラ未所持でした
古くは『イース』や『ソーサリアン』、最近では『世界樹の迷宮』で年齢を問わず支持されている作曲家の古代祐三さん。
おしょ~はイース2からファンなのですが、実はこのシリーズのサントラ、未プレイということもあり持っていなかったんですよね。
今回のゲームサントラ千夜一夜はこちらの1枚!
セブンスドラゴン2020 オリジナルサウンドトラック
ジャケットにも古代祐三さんの名前が記されているあたり、氏の知名度の力が強いことを示していますね。
良い意味で古代さんっぽくない曲が多い
自分のように昔からの古代さんファンだと、FM音源だったり古代節と呼ばれるメロディ展開のイメージが強く、かつそれを望んでいるところがありました。
ただ本サントラは、ガンガンの古代節という曲は少なく、どちらかというと古代さんらしさが抑えめになっているんですよね。
『始まりの異能者』『進め、策は成り』『ムラクモ13班と』などは、知らないで聴けば古代さんの曲とは気づかなかったでしょう。
調べてみると、ディレクターだった新納一哉さん(以前アトラスに所属し、カドゥケウスや世界樹の迷宮の生みの親)が
「単に都会的にというだけじゃなく、メロディーをメロディーらしく歌わせないでほしい」
とオーダーしたそうです。古代さんに対してそういった要望が出せるのはスゴイですよね。自分だったら古代さんらしい曲をオーダーしちゃいそうですが(汗)。
そういった背景もあり、本サントラは全体を通して良い意味で古代さんっぽくない現代的でクリアな印象の1枚となってます。おしょ~的には古代さんの作風の幅の広さを感じることができてとても新鮮でした。
あ、でも戦闘曲に関してはさすがにこれぞ古代さん!って感じの仕上がりになっているので昔からのファンの人でも満足できるかと。『戦場 - ライバルアライバル』『人類戦士タケハヤ』は聴いてると心が沸き立つ楽曲です。
▲ライナーノーツには古代さんの本作に関しての説明や全曲解説が。短くても各曲解説は絶対に欲しいと思っているおしょ~的に嬉しい仕様!
若いゲーム音楽好きが古代さんに抱くイメージはこのサントラのような音楽なのかも
古代さんはゲーム黎明期から作曲を続けており、今だに最前線ですばらしい曲を生み出し続けています。
氏のファンにはおしょ~のような昭和生まれでファルコム時代の古代さんを知っている世代もいれば、世界樹の迷宮やセブンスドラゴンシリーズからファンになった人もいるでしょう。
FM音源を活かした楽曲は氏の真骨頂で大きな魅力の1つではあります。ただ、本サントラはそれとはまた別の古代さんの魅力がにじみ出ている1枚です。
▲2と3のサントラも購入済み。この2枚も楽しみですね(*´∀`)
【古代さんサントラレビュー】
・【サントラレビュー No.030】『ミュージックフロムソーサリアン』。ファルコム黄金時代に発売された名サントラ
・【サントラレビュー No.058】『世界樹の迷宮3 星海の来訪者 オリジナルサウンドトラック』。名曲『戦乱 それぞれの正義』は必聴!
【別サイト関連記事】
・古代祐三×sasakure.UKスペシャル対談 『「セブンスドラゴン2020&2020-II」初音ミク・アレンジトラックス』を語り尽くす!(ファミ通.com)
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