メタルギアソリッド3がパチスロに
先日、『メタルギアソリッド3 スネークイーター』のパチスロ化が発表されました。
32インチ液晶を搭載し、名場面がHD化されているという力の入れようです。
筐体の名前は『BIGBOSS』。基本的にパチンコやパチスロの新筐体を開発するのはとてもお金がかかります。もちろんメタルギアだけでなく、他の機種でもこの筐体を使うことでコスト削減を測るでしょう。
さて、ふと思ったのが
『パチンコ・パチスロ化されたゲームは
どのくらいあるのか?』
ちょっと調べてみました。 数ごとにランキング形式で紹介していきますね。
※同タイトルで複数出ている場合は除いています。
ランキング圏外:1タイトル
【5pb.】シュタインズゲート
【タカラトミー】人生ゲーム
【フロム・ソフトウェア】NINJA BLADE
【アイディアファクトリー】薄桜鬼
【エンターブレイン】ダービースタリオン
【アイレム】大工の源さん
このあたりは中小メーカーが多い感じ。以外だったのがフロム・ソフトウェア。ダークソウルとかじゃないんだ…。
8位タイ:2タイトル
【スパイク・チュンソフト】
・喧嘩番長
・風来のシレン
【ハドソン】
・天外魔境 卍MARU
・桃太郎電鉄
【タイトー】
・スペースインベーダー
・電車でGO!
【アークシステムワークス】
・熱血硬派くにおくん
・ギルティギア
【ユニバーサルエンターテインメント】
・Mr DO!
・シャドウハーツ
8位は5つのメーカーが同数でランクインしました。どれも有名タイトルですね。この中では桃太郎電鉄はパチンコ、パチスロ化もされていますね。(2016/06/03追記 ※アークシステムワークス、ユニバーサルエンターテインメントを追加しました)
7位:4タイトル
【アトラス】
・真・女神転生3
・ペルソナ3
・ペルソナ4
・デビルサバイバー2
7位はアトラス。どれも人気タイトルですね。ただ、パチンコ・パチスロはさほど人気が出ずに終わったようです。
パチンコ、パチスロは開発会社がゲームメーカーとは違うこともあり、ギャンブル台としての面白さは、ゲームの面白さと必ずしも一致しないようです。ペルソナ3がパチンコ、4がパチンコ&パチスロ化されているため、流れ的にはペルソナ5とかも出そうですがいかに?
(※2016/06/06 ペルソナ3を追加し、文章修正しました)
6位:5タイトル
・ベヨネッタ
・新選組群狼伝
・サクラ大戦
・龍が如く
・バーチャファイター
6位はセガゲームス!
親会社がセガサミーホールディングスであり、サミーはもともとパチスロメーカーだったこともあり、数はけっこう出ていますね。子会社でパチンコ・パチスロの制作会社もあることからグループ内のコンテンツを活かせる強みもあり、積極的に発売していますね。
4位タイ:6タイトル
・餓狼伝説シリーズ
・サムライスピリッツシリーズ
・ザ・キング・オブ・ファイターズシリーズ
・メタルスラッグ
・ビーストバスターズ
・龍虎の拳
4位は格闘ゲームメーカーとしてお馴染みのSNKプレイモア。版権を持つ人気タイトルが軒並みパチスロ化されていますね。人気的にはアトラスと同じく、あまり高くはないみたいです。2015年の11月までパチスロ事業を手がけていましたが撤退しています。(2016/06/03追記 ※ビーストバスターズ、龍虎の拳を追加しました)
【バンナム】
・スーパーロボット大戦OG
・アイドルマスター
・ゴッドイーター
・鉄拳シリーズ
・テイルズオブデスティニー
・ゼビウス
3位タイ、まず1つ目はバンダイナムコ!
版権を多く持つバンダイナムコはガンダムなどパチンコ、パチスロではかなり多くの台を出しています。ただ、純粋なゲームとなると意外と数が少ないんですよね。強力な版権が多くあり、ゲーム版権に頼らずとも大丈夫、ということなのかもしれません。
(2016/06/03追記 ※スーパーロボット大戦OGを追加しました。)
(2016/06/06追記 ※アスラズラースをカプコンに移動しました)
3位:8タイトル
【カプコン】
・逆転裁判
・戦国BASARA
・デビルメイクライ
・バイオハザードシリーズ
・モンスターハンター
・鬼武者シリーズ
・ストリートファイターシリーズ
・アスラズラース
そして2つ目はカプコン!
カプコンはエンターライズというパチスロ開発、製造会社の株式を多く取得しており、その流れで自社タイトルをガンガン出していますね。ホールにおいてもかなりの人気を博しているようです。
(2016/06/06追記 ※アスラズラースをバンダイナムコより追記しました。)
2位:9タイトル
・真・三國無双
・戦国無双シリーズ
・三國志
・信長の野望シリーズ
・NINJA GAIDEN
・無双OROCHI
・Winning Post
・デッドオアアライブ
コーエーテクモがまさかの2位!
これは意外でした。カプコンやバンナム以上のゲームをパチンコ・パチスロ化していますね。
グループ内に遊技機メーカー(コーエーテクモウェーブ)があるのはカプコンと同じ。そのため、グループ内のコンテンツを利用する形で精力的にパチンコ・パチスロ市場へ台を投入していますね。
歴史をモチーフにしたものが多く、年配のお客さんなどにも親和性が高そうな版権でもあるので使いやすいのかもしれません。
1位:15タイトル
・ツインビー
・グラディウス
・パロディウスシリーズ
・魂斗羅
・悪魔城ドラキュラシリーズ
・実況パワフルプロ野球
・幻想水滸伝
・ときめきメモリアル
・がんばれゴエモンシリーズ
・ビートマニアシリーズ
・麻雀格闘倶楽部
・サイレントヒル
・戦律のストラタス
・ランブルローズ
・メタルギアソリッド3
そして栄えある(?)1位はコナミ!
ブログの出だしからある程度予想はついたかもしれません。コナミもグループ内にパチンコ・パチスロ製造会社である『KPE株式会社』、『高砂』を持っています。
ゲーム版権だけでもかなりの数なのに加え独自のパチンコ・パチスロ台も多く製作。人気女性声優を使った台なども発売しており、市場では一定のニーズを確保しているようです。
魂斗羅とかツインビーとか昔の版権だったり、戦律のストラタスなど微妙だったものをスロ化しているかと思いきや、今回はメタルギアというビッグタイトルを持ってきました。小島監督が退社して障壁が無くなったのか思い切りがいいですね。
創業者である上月景正氏は『ゲーム屋と呼ばれるのを嫌っていた』(関連記事)、遊技機事業以外(フィットネスとか)のいろいろな業種で利益をあげられるようにしていったのは必然の流れです。
(※2016/06/03 高砂を追加しました)
グループの利益追求として自社版権を活かすのは経営側として当たり前。しかし…
こうして見てみると、グループとしての規模が大きいところがパチンコ・パチスロ関連の会社を子会社で持っており、グループの自社版権を活かす形でゲームタイトルをパチンコ・パチスロ化しています。会社の利益追求としてはしごく妥当です。
ただ、ゲームユーザーとしては気持ちとして複雑な人が多いでしょう。特にコナミは小島監督の件でマイナスイメージが世界中に発信されていることもありメタルギアの動画もマイナス評価がほとんどです。
ゲームユーザーはゲームメーカーとしてコナミを捉えていますが、コナミ自身(特に経営に携わる人たち)はゲームメーカーだとは思っていないはずなので、このあたりの溝は埋まらないでしょう。
コナミの企業理念は以下の通り。
私たちコナミグループは、『価値ある時間』の想像と提供を通して、常に期待される企業集団を目指します。
この企業理念に今のコナミが適合しているかはさておき、他メーカーと比べてみるといろいろ面白かったので、また近日記事にする予定です。
【関連記事】
・セガとコナミの代表インタビューに見る家庭用ゲーム機への姿勢の違い
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