スクウェア在籍時、サガシリーズの音楽を手がけていた伊藤賢治氏。
その氏がスクウェアを退社し、フリーに転身してから最初に手がけた音楽がドリームキャストの『カルドセプト セカンド』でした。
サントラは2001年に発売しており、曲は大変好評だったんですが1トラックに3曲が入っているという構成がちょっとアレだったんですよね。
そして時は経ち、カルドセプトが10周年を迎えたとき
・各曲リマスタリング
・1トラック1曲2ループ構成
・未収録曲も収録
して発売されたのが本サントラです。
おしょ~は発売当時逃してしまっており今はプレミアがついて倍以上の価格になってしまっていました。ずーっと探していたんですが状態の良い出物があったのでちょっと奮発して購入しちゃいました(*´∀`)
カルドセプトセカンド オリジナルサウンドトラック DELUXE
2枚組となっているこのサントラ、伊藤賢治ことイトケンさんの作曲能力がものすごく高いと感じさせてくれる1枚です。
サガの戦闘曲のイメージが強い氏ですが、このアルバムではいろんなバリエーションの曲が勢揃い!
生演奏のような仕上がりを求められたというだけあり各局の音色は非常に多岐に渡っています。結果、長時間通して聴いてもまったく飽きないという圧倒的な存在感のあるサントラとなっています。
▲収録曲リスト。全曲通して聞くと2時間30分近くかかりますがそのあいだまったく飽きないですね。
ザッとおしょ~が気に入ってる曲を挙げると
・Open The World(前半)
・Open The World(後半)
・Open The World(戦闘)
・復讐を胸に抱いて(前半)
・運命の巫女(後半)
・運命の巫女(戦闘)
・風と太陽の峡谷(前半)
・光と影(前半)
・Bookmark #1
これを見てわかるように、戦闘曲以外でも良曲がとにかく多く、ちょっと微妙だなーって曲がありません。
あと聴くときはヘッドホン推奨!
ものすごい細かい部分の音までこだわって作られているのがわかります。目から(耳から?)ウロコでした(・ω・)/
氏の多様な音楽の引き出しが見え隠れしてホントにこの人はすごい人だな!って思います。
また、10周年記念のアルバムのためライナーノーツに対談がぎっしり7ページ!これが素晴らしい。
最初に曲を依頼する流れとか、受ける側のイトケンさんがフリーになって不安がいっぱいだったことなどカルドセプトに関わる人たちの考えてたことや想いがぎっしり詰まってます。
▲イトケンさんのインタビューから抜粋。こういった、本人でしかわからない、当時考えていたことなどがたくさん載っています。こういうライナーノーツはゲームサントラにおいてかなり嬉しい仕様!
伊藤賢治さんのファン、サガシリーズが好きな方、そして良曲が揃ったゲームサントラを聴きたい人は本サントラは買って損なし。鉄板の1枚です。
ゲーム自体もまず飽きることがないのでサントラが良かったなーと思った人はゲームにも手を出してみるのもいいかなと。この記事の一番下に関連記事があるので良かったら読んでみてください。
16年前に発売した初代カルドセプトから根本システムは変わっていませんが、ぜんぜん飽きない、一生遊べるゲームなので(*´∀`)
【サントラ画像館】
▲ゲームサントラに限らず、帯はこうやって取っておく派。当時の状況がわかったりしますしね。
▲ディスク1のレーベル面。カルドセプトの神様であるカルドラが描かれてます。
▲ディスク2レーベル面。謎の人物、ジェミナイが描かれてます。
▲ライナーノーツ裏側。白地に金色の文字というシンプルな構成ながら高級感がただよいます。
【関連記事】
・スクエニのバトルサウンドの歴史を感じられる、鉄板の1枚(サガ バトル楽曲集 レビュー)
【関連サイト】
・カルドセプト10周年記念!【初CD化音源を含む、完全保存版】 ■「カルドセプト セカンド」 オリジナル・サウンドトラック DELUXE■
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