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【レビュー】風ノ旅ビト[PS3]。世界最高レベルの表現力! ワンダと巨像、ICOが好きなら絶対遊ぶべき1本。

更新日:

 

恐ろしいゲームがポンっと出たもんだ…。

いろいろな意味でヤバイです。PS3の『風ノ旅ビト』(あまりの衝撃に、今回長文です)

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ネットで情報を見ていたら4gamerで記事があった本作。

ワンダと巨像とかICOを彷彿とさせる雰囲気でおっと思ったのが出会いでした。オンライン専用タイトルなので1200円という価格にちょっとしり込み。しかし雰囲気の良さと『目的地に向かって進んでいく』だけというシンプルなゲームとのことだったのでんじゃあどれほどのもんじゃいと思って購入しました。

で、予定だったら今日は『GRAVITY DAZE』を紹介するはずだったんですが…ムリでした。この『風ノ旅ビト』がすごすぎて。

プレイ時間はクリアまで1時間半もかからないぐらい。クリアまでの時間を元に考えたらコストパフォーマンスは決して良くはありません。でも、クリアし終わったおしょ~的には大満足。というか、今年遊んだ中では3本の指に入る、珠玉の作品です。

◆本作が最高級な3つの理由

【1.雰囲気が最高級に良い】

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荒涼とした砂漠や地下の遺跡、猛吹雪などビジュアルから発する
空気感は最高級。ICOやワンダと巨像で感じたものと同種ですね。

『ゲームでここまで、実際にその場所があるかのような雰囲気を出せるのか!』

リアリティ、とはまた違う気がします。臨場感って言えばいいのかな?最初の砂漠で歩いて、砂丘を登ってタイトル画面を見た段階でヤバイと思いました。惹きこまれます。

【2.プレイヤーの想像力に任せたストーリー】

このゲーム、自分が操作するキャラクターも出てくるごく小数のキャラも一切言葉をしゃべりません。光る山へ行く、という目的だけはなんとなくわかるのですがそれも想像。

 

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上の画像はとあるイベントシーンですが、一切文字とか無く、しかもしゃべりません。

 

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このシーンも、壁画のようなものを見て自分でなんで山に行くのかを想像する必要があります。だから、プレイヤーごとにこの赤い人(操作するキャラ)の心情とか目的とか、ぜんぜん違ってくるんですよ。

下手すれば、説明不足もはなはだしい!と言われてしょうがない仕様なのにぜんぜん気にならない。むしろ、自然に想像できちゃった自分がいました。狙って作ってるとは言えそのセンスに脱帽です。

【3.マルチプレイで他の旅ビトといっしょに進める】

これがある意味、最大の本作のキモかもしれません。

 

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ネットワークにつないで遊ぶと、他のプレイヤーが操作する旅ビトと会うことがあります。

しかし、お互いにコミュニケーションをとる手段は動きと、○ボタンを押すと出る声のようなもの。声みたいなの、というのはなんか象形文字みたいなのがヒョコッと頭の上に出るだけでなんですよ。

押す長さで大きさが変わったりするだけでまったくそれ自体の意味は読み取れないんです。

しかし。

この大きさを調節できる、ってところで自分なりにコミュニケーションをとろうとするんです。まず会えた瞬間は大きな声(のようなもの)を出して喜びを表現してみたり、いっしょの方向に進んでるときは中ぐらいの声(のようなもの)を発して同士感?を出してみたり、相手よりも先に進んじゃったときは後ろ振り向いて待ってたりして、相手がきたら、ちょっとした声(のようなもの)発して、待ってたよアピールしたり。

 

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※上の画像は、おしょ~ともう1人の旅ビトの図。相手のプレイヤーが声を発してる瞬間です。なんか丸く、波紋みたいに広がるります。

この声(みたいなの)のコミュニケーション方法はホントすごいと思いました。相手が何言ってるか正確にはわかんないんだけど、でもなんとなくわかるんですよ。このバランスが素晴らしいです。

不完全なコミュニケーション手段をシステムとして入れておき、プレイヤーがお互いに努力し、理解しあおうとするその姿がコミュニケーションの助けになる…。このセンスはそうそう真似できるものではありません。

 

ゲーム内の世界へ引き込む圧倒的な雰囲気

おしょ~が感動したのは以上の3つの要素です。

とにかく、超絶的に世界に引き込む圧倒的な雰囲気を持ってます。ワンダと巨像、ICOの雰囲気が好きな人なら昼飯を2回我慢しても遊ぶべき1本。掛け値なしでオススメです。

たぶん、静止画だとこのゲームの魅力の100分の1も伝わらないと思うので、ネット環境ある人はぜひ買ってみてください。

これ、ボリュームアップしてパッケージ版で発売しないかなぁ…熱望です。TVゲームを遊んで33年になりますがまだまだ新しい感動ってあるもんですね。ひさしぶりに純粋に心からワクワクしました!

(※この記事は旧ブログ、2012/03/25の記事に修正を加え、以降した記事です)

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おしょ~
1976年、東京都福生市生まれ。幼少時からゲームに親しみ共に過ごす。プログラマ、ゲームシナリオライター見習いなどを数々の職業を経て現在、東京都にあるゲーム専門店PAOで販促企画を担当。ゲームの面白さをもっと世の中に伝えるべく、ブログ『激コアゲームライフ』を運営中。

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