今のアトラスファンの人には、
目黒将司さんが作曲者として有名ですが、
目黒さんの前に、女神転生シリーズの曲を
一手に引き受けていた人がいました。
増子司さん。
女神転生の世界観を色濃く表現した
音楽に定評があり、中でも戦闘曲は
評価の高い曲が大変多いです。
それまでファンタジーRPGが一辺倒で
曲も似たようなのが多かった中、
シリーズ処女作の
『デジタルデビル物語 女神転生』[ファミコン]の
戦闘曲はハードロック調で
他とは違う異彩を放っていたんですね。
そんな氏が手がけた作品の1つで
昔から欲しいなーと思っていた
サントラがありました。
それとなく機会を逸していた中
ちょっと状態の良い良品を発見したので
これは! 手に入れねば!
と思って購入しました(*´∀`)
セガサターンで発売した
『真・女神転生 デビルサマナー』のサントラ、
2枚組みです。
デビルサマナーでは増子さんが60%ぐらい、
田崎寿子さんが40%ぐらいの
曲を手がけています。
で、特におしょ~が聴きたかったのが
増子さんが手がけた『ボスバトル』。
ファミコンからのハードロックな
曲調ココに極まれり、といった感じで
ドラムからベース、ギターサウンドまで
とにかく激しくて疾走感MAX!
オリジナル版は生演奏ではないですが
その疾走感はおしょ~が聴いてきた
ゲーム音楽の中でも屈指のレベル。
特にドラムやベースの部分が
メチャクチャ良いです。
ギターに当たる主旋律が入らない導入部分や
間奏のところでもぜんぜん曲の勢いが
下がらないというかむしろ上がっちゃうぐらい。
本サントラにはオリジナル音源版と
アレンジバージョンが収録されています。
アレンジバージョンは
生演奏で収録されていますが
疾走感はオリジナルバージョンが圧倒的に上。
デビルサマナーは女神転生から
派生した作品。ソウルハッカーズで
さらに物語の可能性を広げたあと
ペルソナやデビルサバイバーなど
いろんな派生作品が登場していくことになります。
増子さんはデビルサマナーのあと、
もう1作品(偽典・女神転生 東京黙示録)を手がけたあと
シリーズの音楽からは手を引いている形になってます。
初期の女神転生において、
音楽面からその退廃的な音楽と、
ロックな戦闘曲でゲームを盛り上げた
氏の魅力が強く感じられるサントラと言えます。
今は目黒さんを始め、
アトラス社内のサウンド担当の方々が
腕をふるっていますが
今、増子さんがメガテンの曲を手がけたら
どういう曲を作ってくれるのかなー、
なんて思ったり(*´∀`)
本アルバムはもう廃盤になっていて
今、手に入れようとすると
当時の価格よりちょっと高い
プチプレミアがついていますが
昔のメガテン好き&疾走感のある戦闘曲を
聴きたい人には強くオススメの1枚です。
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