稲船氏が送り出したロックマンテイストのアクション
今回紹介するゲームサントラは『Mighty No.9 オリジナルサウンドトラック』です。
『Mighty No.9(マイティーナンバーナイン)』はロックマンシリーズの生みの親、稲船敬二さんの新作です。2016年6月21日に家庭用を初め、PCなど含めて配信が開始されました。
キャラデザからしてロックマンを連想する作りですが、音楽面でも松前真奈美さん、立石孝さんというロックマンの音楽を手がけた人を揃えています。開発会社であるインティ・クリエイツの山田一法さん、元カプコン所属の青木征洋さんも本作のサウンドに携わっています。
ロックマンの曲は名曲としてよく挙げられますが、本サントラもなかなかいい感じです!
インパクトは薄い反面、聴きこむことで各曲の良さが感じられる
おしょ~はゲーム未プレイだったので、Mighty No.9の曲を耳にするのは初めてでした。
自分のゲーム音楽で好みの1つが疾走感のあるロックテイストがあります。例えばギルティギアシリーズとかですね。あれは初聴から圧倒的なパワーでアピールをしてくるため、初めて聴いたときのインパクトがとても大きいです。
それに比べると最初に聴いたときは最後までスーッという感じで流れていったため、あまりピンときませんでした。しかし発売からしばらく聴きこんでいたところ…それぞれ実はかなりの良曲が揃っているじゃん!と気付きました。
特にお気に入りは『立ちはだかる仲間たち/Allies Obstruct』、『トリニティ/Trinity』『今、動きはじめる時/It All Begins Now』『マイティナンバーナインのテーマ/Mighty No.9 Main Theme』の4曲。
全体的にデジタルロックな仕上がりで曲の長さもそれほど長くないため聴きやすいですね。重低音が聴いている曲も多いためヘッドホンで大音量で楽しむのもオススメです。
神レベルに充実したライナーノーツ
驚いたのがライナーノーツ。
普通、ゲームサントラって多くて8ページとかで、ものによっては4ページとかが普通です。それが本サントラの場合…
28ページ
こんなに分厚いライナーノーツ、ゲームサントラではお目にかかったことがないんじゃないか?ってぐらいの分厚さです。全曲紹介はもちろん、裏話満載の作曲担当座談会、ゲームキャラの解説などまで載っています。これは本当に感動しました!
稲船さんのコメントもしっかり掲載。Mighty No.9についての想いを綴っています。やっぱり、こういうのって買った人としては嬉しいですよね。
通常とレトロVerの2枚組。
本サントラは通常VerとレトロVerとそれぞれディスクが分かれています。ファミコン世代のおしょ~としてはレトロVerはたまらないですね。
レトロVerのほうが好みの曲もけっこうあったりします。『光の罠/Trapped by Laser Light-Retro Style-』はレトロVerのほうがサビ部分のノリがいい感じです。同じ曲で別な味わいを楽しめるのは1粒で2度おいしいです(笑)
1つだけ難があるとすれば4000円(税抜)という価格。これは2枚組であることを考慮してもちょーっと高いかな? そのためちょっと手軽には買いにくいかもしれません。ただ、あのライナーノーツのクオリティを含めるとこの価格も仕方のないところかも。
ロックマンシリーズの曲が好きな人や、ループが短くノリの良いゲーム音楽が味わいたい人にプッシュしたい1枚です(*´∀`)
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