今でも続く、日本を代表するRPG
ファイナルファンタジー。
ファミコン時代に生まれ、ドラクエと並びたつ日本の2大RPGです。
今でこそ大作RPGとして名高いですが、最初の1本は知名度0でした。
しかし総合的な完成度はかなり高かったため、結果的に52万本という売り上げを記録。RPGとして先発していたドラゴンクエストとは別の切り口で高い評価を受けることになり、今に続く礎を築きます。
さて、おしょ~が本作を遊んだきっかけは、兄でした。
ファミマガ(当時のNo.1ゲーム雑誌)をいっしょに読んでいて、親に1本だけソフトを買ってもらえることになったときのこと。
おしょ~「このウィザードリィってやつがほしい!」
兄「やだよ。このファイナルファンタジーのほうが面白そうだよ」
どうしてウィザードリィに惹かれたのか、今は覚えてません。ただ、ファイナルファンタジーの記事を見ても今ひとつピンと来なかったのは確かです。結局、兄の力に押され、ファイナルファンタジーを買うことに。
ただ、兄の見る目は確かでした。なんであそこまで兄の心に刺さったのかはわかりません。まぁ結局、ウィザードリィにも大ハマリすることになったんですけどね(*´∀`)
人間味あふれるユーモア感たっぷりの会話
ファイナルファンタジーの特徴として、ドラクエに比べメッセージがユーモアだったんですよね。個性がよく出ていて、会話するのが楽しかった覚えがあります。
ファミコンのRPGだったので、基本的にはどこへ行け、アレを取ってこい、ダンジョンでボスを倒せ、的なもので構成されています。ただ、そんなお使い系と感じさせないほど登場人物の会話は温かみや面白さを感じさせるものが多かったです。
▲マトーヤの洞窟にいる魔女マトーヤ。序盤のイベントでしたがかなりインパクトのあるキャラクターです。音楽も語り継がれるぐらい良いですね
井戸を調べるとこんなメッセージが。こんな遊び心に富んだメッセージがFF1にはかなりありました。一番有名なのが…
この噴水を調べたときのメッセージ。
はっきりいって、ゲームの進行には何も関係ありません。また、調べても無反応にすることだってできたはず。しかしプレイヤーが調べるだろうなーってところを予想し仕掛けをするいたずら心。どちらかというと硬派な感じだった当時のドラクエにはなかったものでした。
FF2でワクワクして噴水を調べたら、何のメッセージも表示されずガッカリしたのもいい想い出です(*´∀`)
今だったらかなり問題になるであろうメッセージ。まだ元号が昭和であり、権利問題とかがおおらかな時代の産物といえます。
こんな風にファイナルファンタジー1はメッセージに制作陣の遊び心が随所に感じられたんですよね。シナリオ担当の1人はサガシリーズの生みの親である河津秋敏さん。魔界塔士サガやロマサガの会話も個性的なものが多かったため、このあたりは河津さんが手がけたのかもしれません。
RPG史を語る上では外せない1本
ドラクエとは違った形の進化を遂げるFFシリーズ。
毎回独創的なシステムが見られますが、その第一作目としての本作からその片鱗は見られます。
オープニング演出が最初の橋を渡ったところで始まるところや、意外なラスボスの正体など。当時のおしょ~は目をキラキラされながらプレイしていましたね。
▲最初のボスの戦闘からオープニングまでの動画。いま見てもオープニングの入り方は本当に斬新でした。
ファミコン当時からのテイストを大事にし続けるドラクエとは逆に、常に変化していく形を取るファイナルファンタジー。
1作目である本作からは、そんな革新的な未来を感じさせる面白さと遊び心に満ちているような気がします。自分にとって、ドラクエと並び立つぐらいたくさんの想い出に満ちた、素敵な1本ですね(*´∀`)
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