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軌跡シリーズの源流 『ドラゴンスレイヤー 英雄伝説』[PC]

更新日:

軌跡シリーズは英雄伝説シリーズの1つ

ということで、今日はおしょ~がリアルタイムで遊んでいた、ファルコムの『ドラゴンスレイヤー 英雄伝説』を紹介します。

 

パッケージ

昔、とあるところにNECのPC-88というパソコンがありました…。

当時、NECと言えば日本のパソコン業界を席巻しており、PC-8801やPC-9801といったNEC製PC対応のゲームソフトがそれはもうたくさん発売していたんです。一大プラットフォームと行っていでしょう。

その中で、日本ファルコムは1980年代からクオリティの高いゲームを作り出しており、ユーザーから圧倒的な支持を受けていました。当時のおしょ~も親に買ってもらったパソコンで、イース、ソーサリアン、ダイナソアなどいろいろなファルコム製のゲームを遊んでいました。

その中で特に完成度の高いRPGとして記憶しているのが『ドラゴンスレイヤー 英雄伝説』です。

英雄伝説シリーズはその舞台やシナリオの繋がりから

・イセルハーサシリーズ

・ガガーブトリロジー

・軌跡シリーズ

の3期に大別されます。

このうち一番最初、イセルハーサシリーズ第一作目として発売されたものが 『ドラゴンスレイヤー 英雄伝説』です。

 

英雄伝説はドラゴンスレイヤーシリーズから生まれた

ファルコムの礎を築いた、と言ってもよいドラゴンスレイヤーシリーズ。実はとっても昔から続いていたんです。

1.ドラゴンスレイヤー(1984年)

2.ザナドゥ(1985~1986年)

3.ロマンシア(1986年)

4.ドラスレファミリー(1987年)

5.ソーサリアン(1987~88年)

6.ドラゴンスレイヤー英雄伝説(1989~90年)

7.ロードモナーク(1991年)

8.風の伝説ザナドゥ(1994~95年)

このように10年以上の歴史を持っていました。もともとファルコムにいた木屋さんというプログラマの方が制作指揮を取ったシリーズです。

木屋さんがファルコムから退社後、ドラゴンスレイヤーの名が冠されたりシリーズとして発売することは無くなりました。そして2まで出ていた英雄伝説は新たな局面を迎えます。ガガーブトリロジーの『英雄伝説3 白き魔女』が発売され、PCで人気を博します。そして、英雄伝説シリーズの第三期となる『軌跡シリーズ』につながっていくわけです。

 

the legend of heroes

Wikipediaの図ではこんなふうになってますね。その1作目として発売した『ドラゴンスレイヤー 英雄伝説』はユーザーに圧倒的な支持を持って迎えられました。

 

英雄伝説の第一作目ながら、完成度は圧倒的に高かった。

当時も発売前から期待度が高く、発売前~発売後もかなり大きな特集が組まれていて、それを見ながら攻略を進めていった覚えがあります。正統派のRPGであり、軌跡シリーズにも通じる愛すべき仲間たちが特徴の1つでした。

 

セリオス

▲主人公のセリオス王子。当時はこのグラフィックでも最高峰でしたね。

 

リュナン ゲイル

▲仲間となるリュナンとゲイル。ゲイルは大泥棒の3世という設定で、イメージ的にはイースシリーズのドギでしょうか(*´∀`)

 

ロー ソニア

▲遊び人のローと、レジスタンスのソニア。プレイ当時、ソニアはセリオスとくっつくもんだとばっかり思ってました。

 

それぞれのキャラが立っており丁寧な会話で肉付けされていました。現在好評を博している軌跡シリーズでも魅力的なキャラクターが評価されています。そこから遡ること24年、この時代(1990年)にもファルコムの作る作品においてキャラクター描写は素晴らしいものがありました。

 

タイトル画面

▲このオープニングロゴがじょじょに表示される演出は音楽と完璧にリンクしており、はじめて見たときはものすごく感動したのを覚えてます。

 

使用された音楽も今と変わらずクオリティが高くこの作品のサントラはそれこそ腐るほど聴きました。 (関連記事:英雄伝説の音楽は、ここから始まった(パーフェクトコレクション ドラゴンスレイヤー英雄伝説))

 

ゲーム画面1

▲章仕立てで進む物語。画面の右上に章の名前が常に表示されるのも おしょ~的には新鮮でしたね。

この数字が進みつつ終章、って表示されたときはああ、これで終わるんだなぁ…って思ったのを覚えてます。軌跡シリーズでも最後の章は終章、って表示されるあたりにここからの歴史を感じます。

 

ゲーム画面2

▲画面とかは今ではショボイですが敵のHPが表示されてるのが当時としては新しいギミックでした。

 

今から22年前ですがこのころからファルコムの物作りに関しては本当にクオリティが高かったです。当時遊んでいた人間としてはいまだに音楽を口ずさむことができる思い入れのあるRPGです。

 


▲エンディングでラスボスと最後の会話をしたあと、音楽が転調するときの瞬間は今見ても鳥肌立ちまくりです。(2:46の場面から)

そこから城に帰ったあとはあえて会話を表示させないところも大変いい演出です。ユーザーに想像させることで、プレイヤー1人1人が歩んできた冒険を思い起こさせる。そんな効果をしっかり把握しています。今見ても鳥肌ゾワゾワです(´∀`)

もちろん、これは遊んだことがない人にとってはただの古いゲームの場面です。しかしTVゲームは思い入れによってどんな映画よりも感動できる瞬間があります。おしょ~にとってはこの英雄伝説のエンディングはその1つです。たぶんおじいちゃんになったときこの映像を見ても同じく鳥肌が立つのは疑いありません。

 

今、軌跡シリーズを遊んでいる人たちが20年経ったあとにエンディングを見たら、同じように鳥肌が立つんでしょうね。世代を超えて感動を与えてくれるゲームとして、これからも英雄伝説シリーズが続けばいいな、と心から願います(*´∀`)

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1976年、東京都福生市生まれ。幼少時からゲームに親しみ共に過ごす。プログラマ、ゲームシナリオライター見習いなどを数々の職業を経て現在、東京都にあるゲーム専門店PAOで販促企画を担当。ゲームの面白さをもっと世の中に伝えるべく、ブログ『激コアゲームライフ』を運営中。

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