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【サントラレビュー No.055】『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲 オリジナルゲームサントラ』。山根ミチルさんの圧倒的な世界観が感じられる1枚

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悪魔城ドラキュラシリーズの傑作

ファミコン、ディスクシステムから続いている『悪魔城ドラキュラ』シリーズ。なかでも特に語られるのが音楽です。『Bloody Tears』『Beginning』をはじめ、ゲーム音楽を語る上で外せない名曲が揃ってます。

そして時は移り1997年、PS1で発売されたのが『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』です。それまでとは違い、大幅なシステム周りの変更がされています。ジャンルも探索の要素が強く打ち出されたアクションとなりました。

そのサントラがこれ!

 

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▲ゲームパッケージと同じ、小島文美さんのイラストがいいですね。当時はかなりインパクトのある絵でした。

 

シリーズイメージをさらに広げた山根ミチル氏の音楽

コナミのゲームでは『OZ』『がんばれゴエモン』『幻想水滸伝3、4』などを手がけた方。コナミのゲームは女性作曲家の方が多い印象ですが、その中でも大御所といえる方です。探索型になったことでゲームは広がりを見せましたが、音楽も負けず劣らず素晴らしいです。

・タイトル名でもある『月下の夜想曲』

・荘厳なクラシックの『木彫パルティータ』

・既存シリーズを踏襲した正統派ロックの『悲境の貴公子』

など、数多くの名曲が盛りだくさんです。曲調も多岐にわたっており、アクションゲームというよりRPG的な印象のサントラとなってます。

 

ライナーノーツに10ページに渡る楽譜が掲載

サントラの中身はごくごくオーソドックスな仕上り。

 

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ディスク、帯、ライナーノーツはゲームのイメージカラーである黒を基調に仕上げられてます。

 

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▲帯の左側に載っているタイトルに歴史を感じますねー。ヴァンダルハーツとかぱずるだまとかあったなぁ…。

 

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これが『月下の夜想曲』の楽譜!

8ページから17ページにわたって掲載されています。ファミコン時代のサントラではよく見かけたんですが、この時代のゲームサントラで楽譜が載っているのは珍しいですね。

 

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スタッフコメント部分。ページ数は少ないものの、文字が細かいため、なかなか読み応えがあります。

悪魔城ドラキュラのサントラは総じて評価が高いです。その中でも本サントラはトップクラスに入る完成度。17年前のゲームですが全体を通して聴きやすいので、ゲームサントラ初心者にもオススメの1枚です(*´∀`)

 

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1976年、東京都福生市生まれ。幼少時からゲームに親しみ共に過ごす。プログラマ、ゲームシナリオライター見習いなどを数々の職業を経て現在、東京都にあるゲーム専門店PAOで販促企画を担当。ゲームの面白さをもっと世の中に伝えるべく、ブログ『激コアゲームライフ』を運営中。

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