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【レビュー】CHAOS;CHILD(カオスチャイルド)。こりゃ寝不足になるしか無い面白さ

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XboxOneで発売した科学アドベンチャー第4弾

12月19日に発売したXboxOne用ソフト『CHAOS;CHILD(カオスチャイルド)』。

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第3弾の『ロボティクス・ノーツ』が個人的に微妙だったので、期待と不安が入り混じりながらのプレイ開始でした。

ところがその心配はまったく杞憂でした。週末は連続で夜中の3時までプレイしちゃうぐらいのめりこんでいます。おかげで寝不足気味な週末を過ごすことになりました。

記事内には多少ネタバレがありますので未プレイの人は気をつけてくださいね(*´∀`)

 

主人公が事件に巻き込まれていく、その描写がとても丁寧

 

CHAOS_CHILD042 高校の新聞部に所属する主人公が日常から非日常へ巻き込まれていく過程。これがものすごく自然で丁寧ですね。『事件を追ううちに、事件のほうが追ってくる』という表現がゲーム内でありましたが、まさにピッタリの言葉。

事件の推理をゲーム内でボードを使って行う仕組みのため、長い物語でも頭を整理しながら進められるのはいいですね。主人公たちと同じ段階に立って考えられるので、気持ちのリンク度合いも高いです。

 

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本作のテキスト量はシュタインズゲートの1.5倍とゲームショウで明かされていました。そのテキスト量を余すこと無く世界観の構築と事件、そして人物描写に当てています。プレイしていて違和感を感じる部分がほぼ皆無でした。

主人公の性格も、シュタゲやロボノよりぜんぜん普通のため、性格や言動についていけなくて…ということもほとんどの人はないはずです。

 

リアリティの高い世界観

事件は力士シールと呼ばれる、実際に都内で貼られているシールが大きな鍵を握ります。

また、事件がネットの動画サイトやまとめサイトから現実へ拡散していく過程などはかなりリアルに描かれています。

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NAVERのようなまとめもあれば…

 

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ネットでよく使われる特攻の拓のネタ画像の力士シール版も。こういったように実際に使われているコラージュやネタ画像を取り入れているのも、リアリティを生み出すのに一役買っています。

 

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猟奇連続殺人の犯人と思われる人物と協力者のLINE(ゲーム内ではRINE)。これが最初に登場したとき、シュタゲのゼリーメールと同じ寒気を感じました。

主人公の周りの誰かが殺人者とつながっているのかも…と考えるとかなり恐ろしく、仲間である新聞部の面々に対しても日常描写におかしなところはないか…とか考えながら読み進めるなどしています。プレイヤーの緊張感を序盤から持続させるいいスパイスですね。

 

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現実と同じような世界観設 定は科学アドベンチャー全般の特徴ですが、特に本作はネットをよく見るゲームユーザーにとってリアリティが高いものとなっています。ネットをよく見る人にとってはこれらの設定も臨場感を高めてくれる要素の1つです。

 

 

Z指定ならではの猟奇的シーンも多数

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起こる事件は猟奇的なものが多く、妄想、現実部分どちらもショッキングなシーンが多数あります。ここはZ指定だからこそ実現できた部分でしょう。あ、ホラーやグロ耐性がない人は多少覚悟して遊んだほうが良さそうです。

 

 

プレイのテンポを損なわない『妄想トリガー』

科学アドベンチャーの特徴の1つはアドベンチャーゲームによくある選択肢が無いこと。本作でも選択肢はありません。その代わり、『妄想トリガー』と呼ばれるシステムが存在します。

ゲームの要所要所でポジティブorネガティブな妄想を自分の意志でするかしないか決定できます。選択肢がでるといかにもゲームっぽくなるため、物語の流れがそこで一旦切れてしまう印象があるのですが、これは選ばずとも物語が進んでいきます。そのため、ゲームの流れがストップすることなく進められるのが良いですね。物語へどっぷり浸かったままプレイし続けることが可能です。

 

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ポジティブな妄想だと、ちょっと(かなり?)色気の高いシチュエーションや台詞、CGを見ることができます。逆にネガティブ妄想だとグロや怖いシチュエーションに。個人的にはやはりポジティブ妄想がオススメですね(*´∀`)

ただ、物語が進んでくるとこの妄想自体が別な意味を持ってきます。その展開も見事です。

 

とにかく先が気になるストーリー

現在、第7章まで進めています。

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内容的にはまだまだ序盤が終わったぐらいの感じです。シュタゲより長いということは、15章ぐらいまではあるのかな?と勝手に妄想しています。

アドベンチャーとしてはかなり長いので、この年末からお正月にかけて遊ぶにはピッタリでしょう。本作自体はおそらく来年の夏前にはPS4に移植されるでしょう。ただ、それまでネタバレを待って過ごすのがイヤなら、本体ごと買ってしまって良いでしょう。ていうかおしょ~がまさにそれでした。

 

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本作で大きな鍵を握る剣、ディソード。おしょ~はカオスヘッド未プレイながらある程度のネタバレは見ていたため衝撃度合いはそこまででもなかったのですが、そういった知識がない人にとってはインパクト大でしょう。

今のところゲームの面白さとしてはロボティクス・ノーツは完全に超えています。推理モノとしてもかなり興味深い展開ですし、第一章をプレイしたとき以上にワクワクしながら進められています。こりゃ寝不足になるのは仕方ないなーと思える面白さです。

果たしてシュタゲを超えるのかはわかりません。ただ、今のところそのポテンシャルは十分にあると感じています。ちょっとお金に余裕があるなら、本体ごと買ってお正月にじっくりプレイしてみることをオススメします(*´∀`)

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1976年、東京都福生市生まれ。幼少時からゲームに親しみ共に過ごす。プログラマ、ゲームシナリオライター見習いなどを数々の職業を経て現在、東京都にあるゲーム専門店PAOで販促企画を担当。ゲームの面白さをもっと世の中に伝えるべく、ブログ『激コアゲームライフ』を運営中。

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