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【レビュー】Remember11 THE AGE OF INFINITY[PS2]。終わってからが本当のループの始まり。

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Ever17をはじめ数々のアドベンチャーゲームを手がけている中澤工さんの作品

中澤工さんが今から8年前に制作したアドベンチャーゲームRemember11[PS2]。

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アドベンチャーゲーム史上にその名を残す名作、Ever17と同じ、infinityシリーズとして発売された作品です。キャラクターイラストは『左』さんが描いており、この方は最近だと、『アーシャのアトリエ』『エスカ&ロジーのアトリエ』『シャリーのアトリエ』(どれもPS3)の イラストを担当したことで有名です。

キャラクター絵では繊細なタッチが魅力的!

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声優陣も主人公の子安武人さん、森永理科さんをを筆頭に、豊口めぐみさん、江原正士さん、久川綾さんなど実力のある方々が担当しており、Ever17よりもリアリティがアップしたと個人的には思ってます。

『飛行機HAL18便が吹雪の山に墜落。奇跡的に生き残った者たちは避難小屋に集まり、生き延びようと協力する。しかしそこで見つかったのは”HAL18便1人を除いて乗客全員死亡”
という記事が載っている新聞だった。果たして、無事脱出することができるのか』

という緊張感のあふれる展開。おしょ~としてはかなり好きな部類のアドベンチャーに入ります。

 

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▲Ever17よりも全体的にシリアスな雰囲気で統一されています。ゲーム全体の仕掛けもよく考えられてますね。

Ever17があまりにも面白かったので、本作も期待して遊んでみたのですが雰囲気やストーリー展開、そしてエンディングもおしょ~好みのもので個人的に非常に気に入っている1本です。

◆世間的な評価は"未完結"

 

ただ、世間的な評価としては『Ever17』には及ばなかったようで特に“きちんと完結していない”という意見をよく目にします。

ちょっとネタバレを隠して書くと…それまでAと思っていた事実が、実はそうではないということを突きつけられ、その謎がゲーム内で明かされないまま終わるというもの。

「犯人は、あなたです」

で終わる東野圭吾の小説『私が彼を殺した』と同じ終わり方とも言えます。(あれは推理すればきちんと犯人が出る作りになっていますが)

 

 
本作ではバッドエンドやグッドエンドを迎えるたびに下記のメッセージが表示されます。

This story is not finished yet.
Truth is not revealed.
And it circulates through an insident.
── It is an infinity loop!

物語はまだ終わっていない。
真実は明らかではない。
それは事件を通じ循環する。
──それは無限ループなのだ!

最後のエンディングを迎えてもまだ表示されるこのメッセージ。
プレイヤーは当然終わってないと思いバッドエンドの回収やメッセージを既読にする長大な努力を経ることになります。

そして100%達成して開放されるのはTIPSの最後の項目のみ。プレイヤーとしてみれば解決編が無く、謎が残ったまま終わりになるということでなんでだー、という風にもやもやっとした感じになりいろいろ想像をめぐらせることになります。

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ゲーム内で得られる情報から推理を巡らせ、仮説を立て、調べていく…。そんな感じで、完全クリアしたあともこのゲームのことが忘れられなくなるんですね。まさに無限ループです。おしょ~が今こうやって書いていることも無限ループの中なのかも。

現実問題としては、本 来入れるべき解決編まで開発が間に合わなかった(遅れた)ため、やむなくこの形に落とし込んだのでしょう。ただ、怪我の功名という感じで上手くハマり、賛否両論あるものの好きな人はとことん好き、という感じになっています。

 

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▲この画面のあとに続く展開は未だにはっきりと覚えているほどインパクトがありました。

 

個人的には強烈に忘れられないゲームであり、大好きな1本でもあります。Ever17より全体的な緊張感はかなり高いので好みでもありますし。最後の章のラスト数十秒は恐ろしく鳥肌が立ちますよ!

ひぐらしのなく頃に、など考察系のアドベンチャーが好きなら
鉄板の1本です。おしょ~はPS2版を買いましたがPSPでも発売しているので探してみてください(*´∀`)

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おしょ~
1976年、東京都福生市生まれ。幼少時からゲームに親しみ共に過ごす。プログラマ、ゲームシナリオライター見習いなどを数々の職業を経て現在、東京都にあるゲーム専門店PAOで販促企画を担当。ゲームの面白さをもっと世の中に伝えるべく、ブログ『激コアゲームライフ』を運営中。

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