おしょ〜の激コアゲームライフ

ゲーム屋に勤めるおしょ~がTVゲームの楽しさを伝えるべく、レビュー、プレイ日記、ゲーム屋ネタなどを更新してお届け! ゲームサントラレビューも力入れてます!

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空の軌跡FC、累計販売本数50万本突破に思うこと

   

株主限定ファルコムマガジンが届いてました

昨日帰宅したらファルコムから封筒が。
あれ、株主総会の通知はもらってるから、その決議の結果報告か何かかなーと思って中を見てみました。

期末配当の受け取り書類がちょこちょこある中、こんな冊子が入ってました。

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株主限定特別出張版ファルコムマガジン!

ゲーム株を始めたのは今年からだったのですが、こんな冊子が送られてくるとは知りませんでした。中は近藤社長の今期についてのインタビューやファルコムの製品、イベントなどのトピックスや来年の施策が載っていました。

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こんなゆるーいマンガも載っていたりして、個人的には固い内容オンリーよりいいですね(*´∀`)

さて、その中に空の軌跡FCに関しての記載がありました。そこにはなんと…空の軌跡FC 累計販売本数が50万本突破という一文が。
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■50万本は予想外の数字

ずーっと売れているのは知っていましたが、まさか50万本を越えているとは夢にも思わなかったです。空の軌跡はもともとPC版で発売し、のちにPSPに移植。そしてPS3でHDリマスター版が出ています。この3機種合計の本数だとは思いますが50万本越えとは想像以上でした。

ちょっと自分なりに計算をしてみたところ…PC版とPS3版空の軌跡は以下の通り。


・英雄伝説6 空の軌跡 約50,000本(ファルコムの決算短信から個人的に出した2004年の予想本数)
・空の軌跡FC改 HD:EDITION 11,113本(初週売上本数)

どちらもこの本数から上乗せがあるはずなので、仮にどちらも2倍として計算したら約12.2万本。となると、PSP版の空の軌跡FCだけで約37.8万本も売れている計算です。

ファルコム公式ツイッターでも50万本について12/10に触れられていました。

これ、パッと見るとPSP版のみのように見えますが、よくよく見ると

1:売れ続けている「空の軌跡 FC」
2:PSPの空の軌跡FCの初期出荷はわずか一万八千本
3:超ロングセラーを続け、累計五十万本に到達、

という区切り方になっていて、1に3の文章がかかっている形です。なのでPSP版単体ではなく、PC版からの累計と考えるのが妥当でしょう。

しかし2004年の発売から約10年。内容的には各機種ほぼ変わっていないのにもかかわらず売れ続けているのは驚異です。PSP版空の軌跡FCの初期出荷は1.8万本。累計売り上げが約37.8万とすると初期出荷の20倍も売れている計算になります。こんなゲーム、他に見たことがありません。

■中古が戻ってこない

PSP版が移植されたころ、はっきりいってウチのお店でも在庫をほとんど持っていなかったことがあります。ひょんなことから空の軌跡の存在を教えてもらい、プレイしたらめちゃくちゃ面白くて。で、そのとき発行していたお客さんに配る冊子でFCとSCの特集を組んだことがあります。そしてそれに合わせてちょっとだけ新品を入荷しました。

その特集はたった2Pだったんですが、反応は劇的でした。日々全店の本数を気にしていたのですが、特集を組んでから半年でFCとSC合わせて500本ぐらい売れたんです。発売から2年近く経っていたのにもかかわらずです。だから追加入荷しては売れ、入荷しては売れ、という状態になったのがすごく印象的でした。

普通、それぐらい売れていればある程度中古で戻ってきそうなのですが、ほとんど戻ってこなかったんですよね。あってもすぐ売れちゃうし、SCに至っては買取価格がずーっと3500円とか高値のままでした。でも来ない→新品を追加入荷、という形でほんと2年ぐらいはそんな形だったかなーと記憶しています。

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▲PSP版空の軌跡。
とても想い出深いパッケージです。

■究極の中古対策

メーカーさんは中古に流れないように、現在を含めいろいろ施策をやっているところがありますよね。それはそれで各社の方針なのでいいのですが、今回の空の軌跡の件や、同じように新品が今でも売れているペルソナ4Gなんかを見ると、それをやる前にまず『ずーっと手元に置いておきたくなるゲーム』を作ることが先だと感じます。

映画もアニメも小説も、心に深く刺さったり、圧倒的に感動したりするようなものは、ずーっと手元に置いておきたくなるもの。そうプレイヤーが感じるような作品は、ゲームにおいても作れるはずです。事実、空の軌跡は約10年かけて支持されて、売れています。

そういったゲームを生み出して世に送りだすことが、ある意味究極の中古対策と言えるでしょう。そもそもゲームが中途半端なら、いくら中古対策をしたって新品が売れないわけなので意味がありません。

今はSNSの発展によってユーザー自身が情報発信することができるようになりました。昔に比べると面白いゲームが埋もれる可能性は低くなってきています。なので、空の軌跡のように長く愛されるゲームを目指してメーカー各社はゲーム作りに取り組んで欲しいですね。1ユーザーとしても面白い心に残るゲームは一生手元に残しておきたいので(*´∀`)

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おしょ~
1976年、東京都福生市生まれ。幼少時からゲームに親しみ共に過ごす。プログラマ、ゲームシナリオライター見習いなどを数々の職業を経て現在、東京都にあるゲーム専門店PAOで販促企画を担当。ゲームの面白さをもっと世の中に伝えるべく、ブログ『激コアゲームライフ』を運営中。

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